福島県動物救済義援金は十分か不足か?

福島県動物救済義援金は十分か不足か?

阪神淡路大震災の時に、緊急災害時動物救援本部が立ち上がり、たくさんの人達が寄付をしました。しかし、後で聞いたところによると、たくさんレスキューした団体でも、実際にはその義援金は届かなかったと言うような話も伝え聞きました。

では、今回の未曾有の大震災と原発事故による被災した動物たち、全国の犬猫を愛する人達は1頭でも多くの動物たちが助かってほしいと、寄付先を探しては寄付をしてきました。その一番の寄付先は、どうぶつ救援本部(緊急災害時動物救援本部)でした。

どうぶつ救援本部には5億7千万円以上の義援金が集まりました。

あの5億7千万円も集まった「どうぶつ救援本部」(旧:緊急災害時動物救援本部)

義援金の配布を行っているのでしょうが、本当に頑張って動物たちを助けている人達の手に渡っているのでしょうか?

毎日新聞にこんな記事がありました。「<福島第1原発>家に帰りたい…警戒区域で保護のペット」
第1原発事故の警戒区域で保護された300匹近い犬猫が、福島県内2カ所の収容施設で暮らしている。事故の長期化で家に戻れる見通しは立たない上、手狭な施設は飼育に適した環境といえず、ボランティアなどの人手不足で必要最低限の世話が精いっぱいだという。運営する同県動物救護本部は「ペットの里親と世話を手伝うボランティアに、一人でも多くの人が協力してほしい」と訴える。

どうぶつ救援本部のサイトから、活動支援金の交付総額 333,810,500円(2011年10月31日現在)があります。

福島県動物救護本部には以下のように支給完了しています。

シェルター枠 福島県動物救護本部 27,660,000円
シェルター枠 福島県動物救護本部 40,000,000円
特別枠 福島県動物救護本部 20,000,000円
第一期 福島県動物救護本部 6,000,000円

9千3百万円以上の交付金が支給されています、なぜこのような状況なのでしょうか?本当に交付金は支給されたの?

まだまだたくさんの犬や猫が20キロ圏内に生き残っているのに、ある時期からレスキューされた犬猫はほんのわずか。ただ義援金を使うだけ?どこに使ってるの?

生きている犬猫を救ってくれるならもっともっと寄付は集まると思うのだけど。だれか中間搾取してない?おかしいと思わない?

それ以外に、福島県動物救護本部に直接義援金を送金した名簿(平成23年10月25日現在)もありました。

福島県動物救護本部  義援金額及び使途

1億円以上の資金があれば、もっとまともなシェルターが出来るだろうに、ボランティアだって長期にわたる作業と判っていて「交通費くらい支給」して協力してもらうようにはかれば人も集まるだろうにと考えるのは私だけでしょうか?
被災した動物たちが生きるためにほんとうに有効に使っているのだろうか?と単純な疑問を持ちました。(2011/11/19)(LIVING WITH DOGS)

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