繁殖犬が何故捨てられる?

繁殖犬が何故捨てられる?

ある県では超大型犬が何頭も山に捨てられました。またある県では、豚舎のような最悪の繁殖場で生きも絶え絶えの犬達がボランティアによって助けられました。
そして、ある県では、まだ営業中のペットショップであるにも関わらず、不要犬を助けてくれという要請があります。本質を知りましょう。元を絶たなければ、このような犬達はどんどん出てくるのです。
悪徳ペットショップや悪徳ブリーダーは、愛犬家の気持ちを利用しているのです。


(仮想) 悪徳ペットショップオーナーと悪徳ブリーダー対談

(A)
ブリーダーってやつをやってたけど、だんだん儲からなくなったね。周りが結構うるさくてさ。臭いとか、うるさいとかね。血統書はあっても遺伝性疾患だなんだとうるさくてやってらんねえ! だから商売がえさ!

(B)
そりゃいいですね。ところで何をやるんですか?

(A)
もちろん今までのノウハウも使って犬を見せ物にするんだよ。 

(B)
うちはしがない小さなペットショップだから大きな資本のまねはとうてい出来ません。でもちょっと儲けさせて下さいよ。

(A)
やっぱりテーマパークだろうって! 今までの繁殖犬を、犬を飼ってない人にふれあい犬として散歩させたり、芸をさせたり、そこで生まれた子犬なんかも売れるし。今までのものを全部使えるしね。おまけに議員とかのお墨付きを貰えば大繁盛間違いなしさ。

(B)
是非お手伝いさせて下さいよ!

(A) じゃあ、犬のバックアップはお願いしよう。使えなくなった犬や、繁殖はペットショップ事業部門でということで合意だな。

(B)
ところで、不要になった犬はどうしたらいいでしょうかね。

(A) 捨てても助けてくれる愛犬家がいるから大丈夫さ。捨てる神あれば拾う神ありさ!(笑)

(B)
ところで現在抱えているしょうもない犬達を、12月の動物愛護法の施行前に、虐待で訴えられる前に始末したいんですがね。そのためにはどうしたらいいでしょうかね。

(A) インターネットを利用して愛犬家の気持ちを揺すればどうにかなるさ。これがうまくいけば優良ペットショップとしての営業も継続できるだろ? 俺ってなんて頭がいいんだろう!(笑)

(2000/11/11)(LIVING WITH DOGS) 

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