都内の公園はどんどん犬禁止に! (2)

都内の公園はどんどん犬禁止に!  (2)

人と動物の共生を目指す新宿区

神田上水公園のサポーターになってはじめてうんうんWALKを始めたのは2004年の10月24日(日曜日)のことであった。つまりかれこれ8年のあいだ、上水公園の犬のふんを拾っていることになる。今年の10月24日には8周年記念のランチ会でもしたいものだ。

雨嵐のあと、雪のあと、台風のあと、寒風吹きすさぶ中、灼熱の太陽の下、そして今日のようなお花見宴会のあと、いろいろな季節のシチュエーションの中で、雨天中止のとき以外はがんばって続けてきた。続けてこられたのはサポーターのみなさんのおかげである。そして散歩と清掃を兼ねて公園をクリーンにしながら犬が入園できるしくみを通してくれた新宿区のおかげでもある。
現在新宿区は人と動物との共生を目指している。排除や禁止、ではなく、各地域で話し合っては合意形成をしていく方法である。時間はかかるがすべての人の顔が見えて話しあえる方が良い。
しかしこの手法はまた一部の強硬な反対者がいると無視はできないので事態が硬直してしまうこともある。
現在、鍵がかけられた近所の公園については、この状況に近いといえる。
先日話し合いがあった。
反対派の出席者は同じグループの人間ながら毎回代わる。そのたびに前回までの議事の内容を把握してこないので一からのスタートになり、話しは先に進まない。
犬の飼い主さんたちは一度町会会館に集まってどのような進捗状況か把握してから来ているのに、こんなにむなしい不愉快な時間はなかったであろうと思い、申し訳ない気持ちになる。
途中、いろいろこらえていたら私が指をぼきぼきならしはじめたらしい。となりの席に座った人から指摘された。
まだ怒りが充満していておちついた報告は書けないが、めげて諦めることを目論んでの強硬な反対意見なのだとしたら、残念ながらそんなことは絶対にない。

犬の飼い主どうしのコミュニテイーをもっと作り、それを横につなげて行政とタイアップすることができれば良い。そうすれば犬の社会状況をもっと良くできる。虐待やネグレクトも発見したり注意したりしやすくなる。そして何より、震災などがあったときにペット同行避難を推奨している区であるから、私たち飼い主がそのコミュニティーの力を使って避難所にペット救護所を立ち上げることだってできる。
そのためには飼い主どうしだけでなく犬同士も知り合い、犬の広場などで社会性を身につけておくこと。アドバイスしあってクレートトレーニングの大切さやマイクロチップを入れておくことの大切さを伝えたり、訓練士さんを読んでトレーニングをしたり、いろいろなことができるだろう。

話し合いの翌朝新宿区保健所から「もっと前面に出てサポートするのでやりとげましょう」と電話をいただく。
同じころ公園のグラウンドの外側を通ったハル君のお父さんは朝から来ていた公園課の職員に会い、同じように「サポート体制を強めるので犬の入園許可でがんばりましょう」と声をかけられたということだ。
この件については全く行政側がすすんでおり、反対派の老人たち(失礼ですがお若くはない)のほうが頭が固いようだ。(2012/4/15)(東京都 Sさん)

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