コーギーの遺伝性疾患「変性性脊髄症」知ってますか? (その4)

コーギーの遺伝性疾患「変性性脊髄症」知ってますか? (その4)

マーブルがDMを発症してからちょうど1年が経ちました。
7月、この猛暑でバテバテなのか、散歩だよ〜!って言ってもまったく動かず、今朝はおやつで釣っても動きは良くありませんでした。先日、月に一度の通院で、マーブルの誕生日は12/30なのですが、「歩いている誕生日を目指しましょう!」との先生の言葉に「先生がそう言われるのなら可能な事なのだろう」と思って私は意気揚々だったのですが、翌日からマーブルは絶不調になり、左後肢がほぼ立たなくなりました。

通院時に先生から「気持ちだけで歩いてる感じ」と言われたのですが、その肝心の気持ちがこの暑さで萎えてしまってるようです。
歩かないと歩けなくなっちゃう、という思いが常にあって、暑くなってからもほぼ毎日結構な散歩を強いて来た私に、文句も言わず付いて来てくれていたマーブルでしたが、気持ちが限界に来たのでしょうか。昨夕からお散歩はほぼ全面的に車いすになりました。
カートトレーニングという言葉もありますから、暫くは車いすでリハビリです。暫くしたらマーブルの気持ちも足もまた復活してくれるかもしれませんからね。

数日前からお散歩は全面的に車いすを使うようになったマーブルですが、実は少し前から家の中では左後肢を引きずって移動してたんです。それでも、散歩になると結構しっかりとした足取りを見せてくれていました。
それがここのところ、家の中では殆ど動かなくなってしまい、おもちゃを見せても吠えるだけで追いかけもしなくなってしまいました。『遊び犬のまぶさん』はどこに行ったんだろう。

毎日のお散歩も、マーブルは、シフォンと私に引っ張られて仕方なくイヤイヤ歩いているんですが、表情は意外にも明るくてビックリです。

向こうの木にピンクの花が咲いてるの見えますか?百日紅の木です。この写真を見るまで花が咲いてる事に全く気付きませんでした。私も気持ちに余裕がなくなってる証拠ですね。
お散歩中は上からしかマーブルの顔が見えず表情がわからないので、どんな暗い表情で歩いてるのかと心配でしたが、意外にも明るい表情でちょっと安心しました。

マーブルの足がまた立つようになるかどうかは神のみぞ知るです。

少しづつ復活の兆しが見えて来ました。

散歩に出かける時、今まではどんなに呼んでも、フードで釣っても、自分から動こうとしない、動こうとしても後ろ足が動かない状態でしたが、今朝は「お散歩行くからおいで!」ってフードで釣ったらどうにか動いてくれました。たった数メートルなのにフードを5粒くらい使いましたけど。もうそれだけで大喜びしてしまった母でした。
この分でどんどん元気になってもらいたいものです。

症状の進むのが少しでも遅くあって欲しいと言うのが本音です。いざとなったら、車いすという強い味方がありますからね。あまり気を病む事無く見守っている事にします。

コーギーの明るい未来の為には、健康な犬同士でブリーディングを行うの一事に尽きると思います。
プロの繁殖業者に関してはJKCでDMの遺伝子検査を義務付けを希望します。既に日本のコーギーの8割がDMの遺伝子を持っていると言われていますが、今からでも遅い事はないと思います。

1日も早く遺伝子検査を義務付ける事で、これ以上、病気で苦しむわんちゃんと飼い主を増やさないで欲しいと切望しております。

諸角先生は全国から患者さんが集まるような有名な先生ですが、全く偉ぶったところがなくてとっても話しやすい先生です。
先生ご自身もお話されるのがお好きなようで、診察中ずっとお話されてます。
私もマーブル自身の事ではないのですが、ネットで気になったコーギーの事なども質問したのですが、とても丁寧に答えて下さいました。
先生もコーギーブログをよくご覧になっているようで、「明らかにDMの症状の犬が椎間板ヘルニアと診断されてるんだよねぇ」と首をひねってらっしゃいました。
でも、DMが知れ渡って来てきちんと検査をせずに診断してしまい、手術で治せる子も治せなくなってしまう事も危惧されてるようでした。

多くの獣医さんにDMの事を知ってもらいたいと思っていましたが、間違った診断をされても困りますよね。
獣医さんには的確な診断基準と共にDMの知識を持ってもらいたいと切に感じました。

あなたの愛犬がもしもDMを発症したら、どん底に陥ってしまう前に、一歩前に進みましょう。
(2012/9/20)(埼玉県 E.Mさん)(嬉しい!楽しい!!まぶしー親子♪♪♪)

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