愛犬の健康診断

愛犬の健康診断

犬と暮らす愛犬家の皆さん! 愛犬の健康診断をされていますか?
人は年に1回健康診断を行いますね。犬も同じように健康診断を受けられることをお勧めします。愛犬がいつまでも若々しく、健康に 年を経て行くようにです。大事なパートナーの健康の維持は飼い主に取っては義務でしょう。フィラリアの季節、年に1回の狂犬病予防接種、年に1回のワクチン接種には、皆さん当然獣医さんに行きますよね。そんな獣医さんに行くついでに、普段元気で、運動量も万全と思われているワンにも、是非、年に一度は以下のような健康診断を受けられることをお勧めします。
以下、獣医さんからいただく検査結果表から、犬猫の血液検査の標準値と考えられる病気を記載しますので是非参考にして下さい。 (2000/06/18)

[1]検便
くんくんすることが大好きなワンです。病気の犬のションやウンに触ってしまうこともあります。
また、道ばたの草を口にして、そこには?と言うこともありますので、年に1回は行いましょう。

[2]検尿
獣医さんに行ったついでに尿検査をして貰いましょう。獣医さんに行って、トレーをいただき、近くをお散歩したら、うまく取れます。やってみてください。

[3]血液検査
いつも食べているフードがほんとに身体にいいか?と言うことを知るには血液検査です。血液には身体のおおよその情報が入っています。
 

検査項目

参考正常値

単位

考えられる主な疾患

増加

減少

GLU

50〜124

56〜136

mg/dl

糖尿病、慢性膀胱炎、副腎皮質機能亢進

膵臓癌、飢餓、副腎皮質機能低下

BUN

4.8〜31.4

13.1〜29.5

mg/dl

脱水、腎障害、心不全、副腎皮質機能亢進

蛋白欠乏症、肝障害

CRE

0.2〜1.6

0.9〜2.1

mg/dl

副腎皮質機能亢進

 

NH3

〜151

〜172

ug/dl

肝障害

 

TCHO

70〜303

53〜164

mg/dl

重篤なネフローゼ、高脂肪食、胆管閉塞

低脂肪食、肝疾患、飢餓

TG

20〜155

18〜69

mg/dl

重篤なネフローゼ、高脂肪食、糖尿病

 

TBIL

0.3〜0.9

0.1〜0.5

mg/dl

肝細胞障害、胆管閉塞、黄疸

 

Ca

7.9〜12.2

8.2〜11.9

mg/dl

高Ca血症、腎疾患、VD過剰症、高蛋白血症

 

IP

1.6〜6.3

1.7〜7.2

mg/dl

腎疾患

栄養不良

TP

5.0〜7.1

5.4〜7.8

g/dl

高蛋白血症、感染症、脱水、腫瘍、ショック

栄養不良、腎障害

ALB

2.6〜3.9

2.1〜3.3

g/dl

脱水 

飢餓、寄生虫感染、慢性の肺疾患

GOT

9〜69

8〜33

U/l

肝障害、筋炎、心損傷または壊死

 

GPT

13〜53

11〜50

U/l

肝腫瘍、肝壊死、肝炎、砒素中毒、貧血

 

CPK

10〜199

18〜295

U/l

心筋梗塞、骨格筋壊死、中枢神経の障害

 

LDH

15〜277

〜234

U/l

心筋梗塞、筋炎、悪性腫瘍、肝障害

 

ALP

〜142

〜67

U/l

肝障害

 

AMYL

500〜2185

500〜3140

U/l

膵臓障害、腸閉塞

 

LAP

5〜44

〜30

U/l

 

 

Na

137〜150

147〜156

mEq/l

高Na血症、脱水、浸透性利尿剤

下痢、慣性腎機能障害、うっ血性心不全、嘔吐

K

3.4〜5.2

3.5〜5.1

mEq/l

溶血、下痢、ショック、副腎機能・腎機能障害

摂取不足、排泄量の増加

CL

102〜117

117〜123

mEq/l

脱水、副腎皮質機能不全を伴う病気

嘔吐、慢性腎疾患、利尿剤投与時


 

検査の結果、愛犬にどのような食事を与えればいいかは、
以下の本に素晴らしい提案があります。是非参考にしていただきたいです。

犬との暮らしの本:
「ペットを病気にしない」著者: 本村伸子獣医師
発行所: 宝島社新書、ISBN4-7966-1820-1
定価: 本体700円+税

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