猪猟犬が家畜を襲う
猪猟犬が家畜を襲う
犬で行う猪猟は、まさしく古代からの狩猟の醍醐味です。犬はその本領を発揮し獲物をしとめた時はハンターと犬は喜びを分かち合います。猪猟にはそんなロマンを感じるものですが、またもや残念なニュースです。
猟犬だからといって、 人や家畜を襲ったり、 獲物でない犬や猫を咬んだりすることが本能だから仕方の無いことだとは言えません。襲うべき相手と襲ってはいけない相手は教えることが出来るのです。牛小屋、豚小屋、鶏小屋でこれは獲物ではないということを教育しますし、 猫もさわってはいけない、他の犬には不用意に近づかないようにということを日頃の生活の中で教える必要があります。
ある素晴らしいハンターは、「家畜を襲わないようにいって聞かせて、それを守らせても、猪はちゃんと獲れるものです。」とおしゃっています。
どうもモラルの低いハンターがいるために、すべてのハンターが同じように思われてしまうのは残念ですね。
(2004/03/14)(LIVING WITH DOGS)
猟期延長で来島増 (広島県大崎上島)
広島県が本年度からイノシシの狩猟期間を15日まで一ヶ月延長した2月中旬以降、イノシシ被害に悩む大崎上島町で、島外から集まる狩猟者の猟犬が住宅地で家畜を襲うなどのトラブルが相次いでいる。町や町猟友会は「捕獲は助かるが、マナーの悪さは歓迎できない」と13日朝、水際のフェリー港四カ所で啓発活動をする。
同町には延長期間に入って、県内や2月末の高知県を最後に猟期が終わった四国から多い日で4、5グループが来島。1グループ5〜2人が猟犬15〜4匹を使い、冬場にイノシシが多い南側斜面で銃による猟をしているという。
トラブルが多発しているのは、島南西側の明石地区。わな猟専門の****会長によると、2月中旬から下旬にかけて、猟場から集落に迷い込んだ猟犬が飼い犬を襲い、民家の庭の鳥小屋の鶏3羽をかみ殺す事件があった。ミカン畑では、獲物を運び出すために防護さくを倒したとみられる痕跡があったという。大崎上島では約20年前からイノシシが増え始め、近年は農作物への被害が急増。駆除と狩猟の捕獲頭数は、2002年度で612頭に上った。 町と県、町猟友会、木江署は来季も視野に入れて「水際作戦」を決定。十三日は、竹原市、安芸津町、愛媛県今治市の各港からのフェリーが着く4港で始発便から狩猟者にチラシを配り、マナー向上を呼び掛ける。
(2004/03/13)(中国新聞から)