猟犬を考える(3)

猟犬を考える(3)

環境省は、以下のような猟の方法を禁止すべく発表しました。


[狩猟]
犬を使った狩りを禁止へ 乱獲防止で環境庁が告示方針犬にかみつかせる方法でのイノシシやシカの乱獲が目立つため、環境省は今秋の猟期から、犬を使った狩りを禁止する方針を決めた。鳥獣保護法に基づく禁止猟法として告示する方針。
鳥獣保護法では、銃や網などを使った狩猟は、都道府県知事への狩猟登録や捕獲報告が義務付けられている。しかし、犬を使った狩りについては、特に規定されていない。
このため、ここ数年、狩猟免許を失効したり、違反で停止処分になったりした人などがイノシシなどを犬にかませて殺したり、動きを鈍らせてから刃物を使って捕獲するケースが目立つようになった。
環境省によると、昨年度は千葉県など関東以西の6県から報告があり、殺されたイノシシは1県あたり、数十頭と見られるが、正確には分かっていない。このままでは、イノシシの適正な管理ができなくなると判断した。改正されれば、違反者は6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられる。(毎日新聞)

狩猟鳥獣の捕獲を禁止する猟法を追加することについて

1. 改正内容

狩猟鳥獣の捕獲を禁止する猟法として

 (1) 犬に咬みつかせて捕獲する方法

 (2) 犬に咬みつかせて狩猟鳥獣の動きを止め若しくは鈍らせ、法定猟具を使用する方法以外の方法により捕獲する方法を追加するもの

2. 改正理由

近年、犬にイノシシ等を咬ませて、死に至らせるなど直ちに自己の支配内に入れるか、あるいは動きを止め若しくは鈍らせた上で刀剣、槍状の刃物等法定猟具以外の猟具で捕獲する事例が増加している。こうした捕獲は、法定猟具を使用しないため狩猟免許、狩猟者登録などによる狩猟管理の対象ではなく、自由に捕獲等を行えることから、これをこのまま放置すれば、狩猟鳥獣の保護繁殖上重大な支障が生じるおそれが高く、鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律の目的達成が著しく困難になると考えられるため。

(2002/06/19)

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