狂犬病防止で検疫強化へ

狂犬病防止で検疫強化へ

3月の報道では、狂犬病発生の恐れのある国から輸入されている生後4カ月未満の子犬は約770頭に上ることから農水省は輸入自粛要請を打ち出したとありました。

昨日、農水省検討会で検疫強化の検討会が開催されたようです。現行制度では、輸入後30日の係留期間を経過すれば輸入を認めているそうです。

しかし、この係留期間は考えものではないでしょうか?

お散歩で出会ったG.R.はオーストラリアから輸入した男の子でしたが、8ヶ月齢の割には、とても小柄な犬でした。この飼い主さん、日本のG.R.の股関節形成不全の多さを心配してわざわざ輸入したとか。

飛行機で移動はあっと言うまでも、その後の検疫所での30日間もの係留は、子犬の大切な成長時期にケージ飼育となります。お散歩など十分な運動は考慮されているのでしょうかね? 健康的な食事管理はされているのでしょうか? そして一番感受性の強い時期に行う家庭犬としての社会化トレーニングは行えるのでしょうか?
と色々と心配になってしまいます。そんなことも是非考慮していただいて、検疫強化策を練っていただきたいですね。(2004/05/16)(LIVING WITH DOGS)


狂犬病防止で検疫強化へ 農水省が検討会

狂犬病ウイルスの国内侵入を防ぐため、農水省は14日、有識者による検討会を開き輸入検疫制度の強化を協議した。ワクチンの接種時期や個体の識別方法を見直し、年内に狂犬病予防法の省令改正を目指す。
狂犬病ワクチンは生後3カ月以上の犬に効果があるとされるが、近年のペットブームで生後間もない犬の輸入が急増。またウイルスの潜伏期間が国際基準で180日とされているのに、現行制度では、輸入後30日の留め置き期間を経過すれば輸入を認めている。
このため検討会では、ワクチンの種類や接種時期、回数のほか、輸入犬の血液検査の必要性などを協議。輸出国がずさんな証明書を発行するケースも目立つことから、マイクロチップを使った個体識別方法なども検討する。(2004/05/14)(共同通信より)

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