人畜共通感染症に朗報! 輸入動物の検疫強化・輸入禁止

人畜共通感染症に朗報! 輸入動物の検疫強化・輸入禁止

何故、日本で輸入動物の検査、輸入禁止を強化しない? と疑問に思っておりましたが、やっと厚生労働省が動物輸入規制を強化すると発表しました。
リスなど野生のげっ歯類とペット用のサルの輸入の禁止というものです。この他の陸生ほ乳類と鳥類を規制の対象としているようです。
日本に元来棲息していなかった、アライグマ、噛みつき亀、ワニ、トカゲ類、等々と言うような動物がペットとして飼われ、逃げた? また育てきれずに放棄した? というようなニュースも多く目にします。
厚労省は「野放しだった輸入動物からの感染症対策が、これで整うことになる」と話しているそうです。これからは海外からのほ乳類動物を安易にペットとする人はいなくなると期待出来るでしょう。両生類とか、は虫類の規制はどうなのでしょうかね、人畜共通感染症の恐れはないのでしょうか?
(2004/06/05)(LIVING WITH DOGS)


[人獣共通感染症] ペット用サルなど輸入禁止へ 厚労省

動物から人にうつる人獣共通感染症の国内侵入を防止するため、厚生労働省は4日、海外からの動物輸入規制を大幅に強化する方針を決めた。リスなど野生のげっ歯類とペット用のサルの輸入は禁止する。この他の陸生ほ乳類と鳥類は、輸出国の衛生証明書の添付を義務付ける。感染症法に基づく措置で、厚労省は来秋までに実施する。
人獣共通感染症は200種類以上あるが、動物の輸入は、家畜伝染病予防法で規制されている牛や馬、犬、一部地域のサルなどを除けば、検疫なしに輸入されていた。
このため、昨年10月に感染症法が改正され、動物の輸入届け出制度の導入など、輸入規制が強化されることになった。
義務付けが決まった衛生証明書は、出生場所や感染症にかかっていないことなどを輸出国側で明記してもらい、日本の検疫所へ提出する。げっ歯類については、動物の餌用などにされる死がいも届け出の対象にする。
国内の動物でも、エキノコックス症や西ナイル熱、細菌性赤痢の病原体を持っていると診断した犬や鳥類、サルについては、保健所への届け出を獣医師に義務付ける。
動物の大量死などの情報を収集する体制や、海外からの動物が入り込みやすい空港や港湾での監視も強化する。規制対象となる動物は昨年、陸生ほ乳類約64万頭(うちげっ歯類約60万頭)、鳥類12万羽が検疫なしに輸入された。冷凍されたマウスの死がいは、主に猛きん類の餌として151万体が輸入された。ペット用サルは02年に71頭輸入されている。
厚労省は「野放しだった輸入動物からの感染症対策が、これで整うことになる」と話している。(2004/06/4)(毎日新聞記事より)(Yahooニュースから)

Ext_link動物由来感染症を知っていますか?

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