日本の野良犬対策にも妙案になる?
日本の野良犬対策にも妙案になる?
日本での野良犬は、狂犬病予防法に基づいて発生と蔓延を防止し、狂犬病を撲滅するために保護という名のもとで捕獲します。僅かですが里親のもとに行くことはあっても大部分の野良犬は処分されてしまいます。
さて、ギリシャのアテネで素晴らしい野良犬対策が施行されています。この野良犬たちは放浪生活を楽しんでいるんでしょうね。まあ日本で、例えば東京では実際のところ実現は不可能とは思いますが、例えば、地方であれば、危害を加えないおとなしい野良犬であれば生き延びられるのではと、日本のどこかで実験的に採用してみるのもどうでしょう。
(2003/07/07)(LIVING WITH DOGS)
アテネは野良犬天国? 組織委がユニーク解決案
来夏、五輪観戦でアテネを訪れた人々は、あちらこちらをうろついたり、地面にべったりと寝そべった野良犬の姿を目にすることだろう。五輪都市の美化を考え、アテネ五輪組織委員会が農業省などと協力して野良犬対策を進めているが、いかにもギリシャ流といったところだ。
同組織委が発表した新案は (1)アテネ全域から野良犬を捕獲 (2)予防接種や避妊手術を施す (3)引き取り手を探すが、見つからない場合は健康な犬に限って元にいた場所に戻す−だった。アンゲロプロス組織委会長は「これが私たちの回答。犬を殺さずにすむ」というが、これでは野良犬の姿が街から消えることはない。
観光都市アテネだけでも数万匹いるといわれる野良犬対策は、長年の懸案事項だった。安楽死はさせずに“犬権”を確保する今回の対応策。避妊するから将来的には野良犬はゼロになる。ハジミハリス農業副大臣は「ほかの国の見本となる」と誇らしげだ。(アテネ共同)(共同通信)
(2003/7/4 yahooニュースより)