犬に咬まれて妊娠中絶

犬に咬まれて妊娠中絶

犬を庭で繋いで飼っている方にとってはとてもショッキングな内容です。例え、飼い主の敷地の庭で、敷地外に出ないように紐で繋がれている犬であっても、その犬が咬んで人に怪我を負わせてしまったら、飼い主の責任が問われます。咬まれた人が住居侵入であってもそれはまた別の問題となります。まして被害者が妊娠中であり、その不運はとても残念なことです。毎日新聞に以下のような記事が掲載されました。犬が起こす咬傷事故の事例として参考にして下さい。 
(LIVING WITH DOGS)


狂犬病予防接種受けぬイヌにかまれ、妊娠中絶 前橋の女性ら、賠償訴訟/群馬

妊娠中に狂犬病の予防接種を受けていない犬にかまれて、治療の際に大量の薬を投与されたため、妊娠中絶手術を余儀なくされたなどとして、前橋市内の30代の女性と夫が10日までに、自宅近くに住む飼い主の男性を相手取り、治療費や慰謝料など総額約610万円の損害賠償を求める訴訟を前橋地裁に起こした。

訴状によると、女性は01年11月中旬、男性宅前で、男性の飼い犬に左足をかまれ、約5週間のけがを負った。女性は妊娠中だったが、治療のために破傷風の予防接種などの薬を投与、中絶手術も余儀なくされた、という。

男性は飼い犬に狂犬病の予防接種を受けさせておらず、02年3月、前橋簡裁から狂犬病予防法違反と過失傷害の罪で、罰金30万円の略式命令を受けている。

男性側は「飼い犬が女性にかみついたことやけがを負わせた事故の責任はあるが、妊娠中絶は予見できない」として事故と妊娠中絶手術の因果関係について争う方針だ。

(2003/07/11)(毎日新聞)yahooニュースより

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