中国の狂犬病対策は「全ての犬処分」?
中国の狂犬病対策は「全ての犬処分」?
中国は毎年、狂犬病発症によって何人もの人が犠牲になっています。そのたびに犬達が殺処分されてきました。
今年、陝西省漢中市は、狂犬病疫病区に指定され犬の管理が徹底されているそうです。
インターネット上にペットの犬であろうがまたワクチン接種の有無にかかわらず「全ての犬を処分」という情報が流れました。
人口の多い中国で、狂犬病予防策としては犬を殺すことしか出来ないのでしょうか?
何とか、全頭殺処分ではなくまずは保護、ワクチンを徹底することで狂犬病を予防して欲しいものです。
中国は日本海を隔てての隣国です。
日本は半世紀以上狂犬病に罹患した犬はいません。船で、飛行機で、検疫はあってもまったく狂犬病病原が日本に入って来ないと言えません。
罹患した犬が日本に入国し、他の犬を噛んだら….。
いつ狂犬病が日本で発症してもおかしくない状況です。
人が狂犬病を感染後、発症したら必ず死に至る怖い病気です。狂犬病を過去の病気のように扱ってはいけません。
世界の狂犬病発症国は人がワクチンを接種します。
日本は狂犬病予防法から日本に住む全ての犬がワクチンを接種して感染を予防しているのです。
愛犬の狂犬病ワクチンを実施しましたか?各自治体で行っている集団接種でなくても、動物病院に行けば接種することが出来ます。今年、接種し忘れていた飼い主さん、必ず接種させましょう。(2009/6/3)