パピーミル崩壊

パピーミル崩壊

日本は動物愛護法により、繁殖者は多頭飼育の許可が必要となりました。それと狂犬病予防法に基づいて接種が義務づけられています。ここ数年大型のパピーミルの崩壊はなくなりました。また不況も追い打ちがかかり多頭飼育は経費がかかることから放棄が続きました。
かつてはブリーダーと称して田舎の納屋で大規模に繁殖をしていましたが、そのようなパピーミルはどんどん破綻し、おそらく今はずいぶん減っていることでしょう。
ただ愛犬に子供を産ませてみたいという自家繁殖のバックヤードブリーダーは減ってはいないと思いますが。
ペットショップに並ぶ子犬達は、バックヤードブリーダーから生まれた子犬たちだと思います。まともなブリーダーはペットショップには出さず、直接、飼い主を募集しています。

アメリカは州毎に動物愛護法が異なります、そして未だにパピーミルが存在しています。その規模はおそらく日本の比ではないでしょう。
アメリカで大規模なパピーミルが崩壊したようです。かなり悲惨な環境で飼育されていたようです。(2009/6/6)(LIVING WITH DOGS)


 
パピーミルから引き取られてきた85匹のアメリカンエスキモードッグがアダプションに。

ワシントン州中部の大規模なパピーミルからレスキューされた85匹のアメリカンエスキモードッグが明日からオレゴンヒュメーンソサエティ(OHS)でアダプションに出される。

先週警察によって400匹近くの動物が取り押さえられたが、これは関係者によるとアメリカにおいて最大の規模のパピーミルであったらしい。この犬達を飼っていたのはElla Stewartという66歳の女性で、彼女はKennewick市にでSun Valleyケンネルを1967年から運営していた。今回の事件では動物虐待罪や軽犯罪に関しては無罪となったが、飼育怠慢の罪には問われることになる。

OHSの事務局長であるSharon Harmonは、「この犬達の生活はこれからはずっと改善される」と言っている。なぜならOHSは先週水曜日に取り押さえられた317匹のうち95匹を受け入れ、そのうち10匹を除いてほとんどの犬達が木曜日にはアダプションに出されるからだ。残りの10匹はフォスターファミリーに託されたり、治療を受けることになる。犬達はシャンプー、グルーミングされ、ワクチン接種や、寄生虫から歯の治療などを受け、更に避妊処置を済ませており、1歳から10歳までの85匹の真っ白でフワフワの犬達が新しい家庭へと旅立っていくことになる。

この犬種は頭がよく、飼い主を喜ばせることが好きで、活発であるため人気が高いが、シェルター職員は、パピーミル出身の犬は過去に受けた飼育怠慢からくる特別な問題行動があることを忠告している。このKennewick市からやってきた犬達は人間に懐いておらず、触られることにも慣れていない。リードを付ける訓練や家の中での生活に慣らせるトレーニングが必要で、他の犬達と仲良くできなかったり、初めての経験に圧倒されてしまう可能性もある。

これらの犬のアダプション料は200から400ドルで、治療費、手術費、ワクチン代およびマイクロチップなどが含まれている。(2009/6/3)(The Oregonian記事より)(翻訳 Y.Mさん)

関連サイト
http://www.nwcn.com/statenews/washington/stories/NW_053009WAB-puppy-mill-kennewick-KS.306e7ed4.html

http://blog.seattlepi.com/seattlehumane/archives/170511.asp?from=blog_last3

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