オレゴン州でパピーミル規制法案可決!

オレゴン州でパピーミル規制法案可決!

オレゴン州は全米でも最も動物愛護が進んでいる州ですが、この6月2日にオレゴン州でパピーミルを制限する法案が可決しました。さすがオレゴン州ですね。

ただ、未去勢の成犬50頭の制限とのこと、50頭もの繁殖犬がいたら十分にパピーミルだと思うのですが。それでもオレゴン州の中だけはパピーミルの規制になるのかも知れませんね。

そうは言っても、他の州のパピーミルの崩壊があれば、オレゴン州のシェルターも手をさしのべるのでしょうが。
先日のアメリカンエスキモードッグのレスキューも様々な州のシェルターが手をさしのべたようです。しかし実際にどれだけの犬達が殺処分されたかは不明です。
一生を狭い檻の中で暮らした繁殖犬達、重い病気の犬やリトレーニングが不可能な犬達がいるであろう事は想像できますが。
アメリカはそのような悪のパピーミルがあるかと思えば、動物愛護の進んだオレゴン州のような良識も合い持つ国です。

日本はというと動物愛護管理法で規制が少し厳しくなり、動物取り扱い業者の登録制など手続きが面倒になった分、大規模な繁殖業者は減っていると思います。しかしまだペットショップでの生体販売は実施されていますので需要があれば供給があると言うことです。法律の隙間をかいぐぐって繁殖業者はペットショップに子犬を卸し続けています。(2009/6/10)(LIVING WITH DOGS)


パピーミル規制法案可決!

ブリーダーが所有できる2歳以上で不妊処置を施していない犬の数を50匹に制限する法案が6月2日オレゴン州の上院で可決した。Ted Kulongoskiオレゴン州知事はブリーダーや共和党員からの反対があるもののこの法案に署名する予定だ。施行は来年の一月一日からとなり、違反者は6ヶ月の実刑または$2500の罰金、もしくはその両方とされている。
この法案はブリーダーのみでなく、生体展示販売を行うペットショップへの新たな規制を設けることから、営利目的の無責任なパピーミルに歯止めをかけることが期待されている。同州では今年3月にBurns市のパピーミルから100数十匹がレスキューされたのに続き、先週は隣のワシントン州のパピーミルから400匹のアメリカンエスキモードッグが救助されている。

法案の内容は下記のとおり。
ブリーディング:商業目的のブリーダーは、ブリーディング用として2歳以上の未去勢・未避妊の犬を一度に50匹以上の保有してはならない。またパピーに関しては厳密にそれぞれの健康状態を記録しなければならない。

世話:毎日最低一時間の運動をさせなければならない。飼育場所に関しては、囲いや他の犬に触れることなく、転回したり、座ったり、立ったり、横になったりできるだけのスペースがなければならない。積み重ねたケージの中に入れっぱなしにしてはならず、足のつく部分は(金網でなく)固定床でなければならない。

売買:ペットショップは個々の犬の健康状態や、そのブリーダーが前年中に同胞の仔を何匹売却したかを含むブリーダーに関する情報を公表しなければならない。また売買された犬が一定期間内に死亡したりあるいはその犬の生涯を左右してしまうほどの先天性疾患を持っている場合、ペットショップは犬の代金の返却あるいは別のパピーとの交換を提供しなければならない。(2009/6/9)(翻訳:Y.Mさん)

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