飼い主も食べられるペットフード

飼い主も食べられるペットフード


そんなタイトルの記事がありました。犬だけしか食べれないドッグフードなんてあってはならないし、当然人が食べても危険では無いものであるはずです。
ところが、かつては人の安全基準に満たない材料を使ってドッグフードが作られていた時代、そして現在も表向きは安全性基準をクリアした原材料で作っていると表記されながら黴毒が混在していたりと、なにかとドッグフードには不安が伴います。

まともな飼い主は、愛犬に安全な食べ物をと手作り食を作っています。しかし手作り食だからと言って絶対安全とは言えません。

何が安全か、肉は、抗生剤まみれの肉牛であっては安全性は低い、豚も鶏も、使用する餌が農薬付けだったら?それを考えたら、少しでも安全性の高い食材をと言い換えた方が良いのでしょう。

この世の中で、本当に安全と言える食材は存在するのでしょうかね?

人も一緒に食べられるペットフードが人気だそうです。
まあ、犬は本来穀物は食しませんが、おやつと言うことであれば、比較的安全なおやつということで良いかも知れませんね。(2009/6/16)(LIVING WITH DOGS)


犬の8割が満足 「飼い主も食べられるペットフード」人気呼ぶ

山梨県昭和町の小さな会社が開発した「飼い主も食べられるペットフード」に全国から注文が相次ぎ、人気商品となっている。自他共に認める愛犬家の社長と開発を担当した社員に、ヒット商品が生まれるまでの「秘話」を聞いた。

 ・15種類の国産雑穀だけを使った、無添加・無着色・ノンオイル
 ・安全安心第一に 試食した犬の8割が「満足だワン」

この会社は昭和町西条新田の総合卸会社「***山梨」。飲食店やホテル向けの商品を扱っている。
同社は昨年12月、人間も食べられる「お米屋さんが作ったペットフード」を発売。評判が口コミで広がり、これまで6000袋(1袋100グラム)以上を売り上げた。
15種類の国産雑穀だけを使った健康志向のドッグフード。無添加・無着色・ノンオイルと、人間にも犬にも「安心安全」の仕様だ。ほおばると、発芽玄米の香ばしい味わいが口の中に広がる。
開発のきっかけは社員のJさん(43)の愛犬コメット(ゴールデンレトリバー、雌)が昨春、有名ブランドのドッグフードで下痢をしたこと。そのころ、大手ペットフード製造会社の産地偽装が発覚するなど、Jさんは「何を食べさせたら安全なのか、愛犬家にとって共通の悩みだった」と振り返る。
そんな時、取引先だった静岡県富士市の米加工会社「**米販」が製造した無添加ノンオイルの雑穀スナックを食べてひらめいた。「これを犬用にできないか。しかも、飼い主と愛犬が一緒に食べられたら素晴らしいじゃないか」
**米販の担当者はJさんの熱意に共感し、一緒に昨夏から開発に取り組んだ。安全を第一に考え、原料の国産雑穀はすべてトレーサビリティー(履歴管理)が確保されたもの。発芽玄米は一等米「あきたこまち」100%という徹底ぶりだ。
苦労したのは、犬の好みに合わせること。両社ともペットフードの開発は初めてで、最初の試作品にはなかなか犬が食いつかない。そこで形状を工夫し、香ばしさを出すため焙煎(ばいせん)を加えるなど試行錯誤した結果、昨年11月には試食した犬の約8割が喜んで食べるようになった。さらに、そのころ、体調を崩してほとんど餌を食べなかったコメットが、試作品だけは好んで食べた。これを見た佐々木社長は商品化できると確信したという。
しかし、コメットの病は脳腫瘍(しゅよう)だった。完成を見届けたかのように7歳9カ月で死んだ。悲しみにくれるJさんを救ったのが、S社長の提案で実現した商品パッケージだ。そこには、開発に貢献したコメットの写真がプリントされた。
定価は1260円と、ペットフード(800円前後)の相場より高めだが、S社長は「愛犬の健康を第一に考える飼い主は多い」と確信する。
Jさんの夢は、日本中の飼い主と愛犬がこの商品を一緒に食べ、楽しい時間を過ごすこと。「夢がかなっらコメットに報告して、また新しい子(犬)を家族に迎えるつもりです」と、うれしそうに話していた。(2009/6/16)(毎日新聞記事より)

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