小細工で保身か? 生体販売ビジネス

小細工で保身か? 生体販売ビジネス

ペット産業の隆盛はとどまるところ知らず、生体販売の手法もペットショップでの小売販売から、雑誌による通信販売、インターネットによるネット販売、挙げ句の果てにオークションによる生体販売まで、日本のペットの流通は異常としか言えないような状況である。
大手のペットショップを統合?している「全国ペット小売業協会」が、以下のような通信販売を禁止する指針をだした。どうみても、ペットショップでの生体販売を守るための小細工にしか見えないのだが。要するに生体販売を行っている小売業者「ペットショップ」に「マル適マーク」をつけ、ペットショップでの生体販売を正当づけるための保身策に他ならない。
当協会だけは適正なビジネスだと言わんばかりである。今後の動物愛護法の改定をにらんでの保身策なのであろう。
業界のモラルアップのため?モラルをアップさせると言うことは、安易に消費者が購入できるような流通を廃止し、繁殖をビジネスとすること自体をモラルアップのためにやめなければならないのだ。
生体オークションや通信販売、ネット販売は即刻廃止されるべきである。
そしてペットショップでの生体展示販売も、同様に廃止が求められのである。(2003/09/27)(LIVING WITH DOGS)


ペット通販禁止 業界団体が指針(トラブル防止狙う)

約2千5百の販売業者らでつくる「全国ペット小売業協会」(末松脩会長)は25日までに、通信販売の原則禁止などを盛り込んだ初のガイドラインを策定した。販売・飼育トラブルの防止と業界のモラル向上が狙いで、飼い主への十分な情報提供も求めている。
将来はこの基準に基づく認定制度を設けて優良業者に「マル適マーク」を発行、トラブルを起こしやすい業者との区別化を図りたい考えだ。ガイドラインは飼育方法について

?習性に配慮した施設で適正に飼育しストレスを与えない工夫をする。
?鳴き声やにおいで近隣に迷惑をかけない

などと規程。
販売面では、十分な情報提供に加え、ネット販売でのトラブル多発を踏まえ「原則として通信販売は行わない」との文言も盛り込んだ。(日経新聞朝刊)[9月26日]

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