公園にまかれた毒餌による被害
公園にまかれた毒餌による被害
これまで毒餌によるお散歩中の飼い犬や猫の被害が度々報道されてきました。
ある飼い主さんから東京のある地域でまたもや毒餌による被害があったとお便りをいただきました。
何故、毒餌がまかれるのか、まく人の心理を考えながら、どうしたら、このようなことが起きなくなるのか考えてみましょう。(LIVING WITH DOGS)
近くの緑地で最近、犬と猫が毒餌で死にました
Kさん:
はじめまして、T市に住むKというものです。
Y緑地といい、保全地域で、林にわき水池、わき水を水源とする小川があり、広くはありませんが、とても良い所です。心が癒される場所ですが、犬の散歩で糞の持ち帰りをせず放置したり、茂みに投げたり、枯れ葉の下に置いて行く人などがいて、他の犬の糞を踏んでしまう事も有ります。また、この辺りは外の、アスファルトにも置いていく人が多すぎて、不快です。
散歩中の犬と、猫2匹が死にました。毒餌を置くなど卑怯極まりない。しかし、最低限ともいえる糞の持ち帰りをしない人が多すぎるのも事実で、事件との関連は分りませんが、胸が痛みます。
LIVING WITH DOGS:
犬や猫の放置糞による一般公園利用者の不快感は、その不満をどこにぶつけて良いか判らないと言うことが発端となり、毒餌まきという最終手段で解消しようとするんだと思います。とても卑怯な方法です。しかし、そのような放置糞だらけの公園にしてしまった飼い主の責任も大きいですね。
Kさん:
糞持ち帰りキャンペーンの1日ボランティアを申し込んだ矢先にこの事件を聞き、残念です。我が家の犬は訓練継続中ですが、見本となる様、訓練したらこんなに違うと知って貰える様にしていこうと思いました。せめて、マナーの見本にもなれたらと……。
LIVING WITH DOGS:
犬の飼い主の足を引っ張るのはやはり犬の飼い主なんですね。情けないですが。
マナーの見本をする方々が一人づつ増えていけば、毒餌をまくような嫌がらせをする人も減っていくと思います。
どうしたら、放置糞をなくすように出来るか。個々の飼い主さんのモラルを高めていただくしか方法はないのですが。
毒餌をまいた犯人に、心ある飼い主もいる、毒餌をまくような卑怯な方法は、マナーのある飼い主の犬や猫まで死に追いやることになると、知らせていくことが必要ですね。
糞持ち帰りキャンペーンの1日ボランティアとはどのようなものでしょうか??
Kさん:
一日だけのボランティアの内容です。第3回全国一斉!
ウンチ君クリーン作戦ボランティア募集、この記事を「ドッグファン3月号」で見て応募しました。
活動日: 平成15年4月27日(日) 活動時間は自由 |
LIVING WITH DOGS:
また、犬の飼い主さんにしつけの面で徹底していただきたいことは、「拾い食いをさせない」と言うことです。
ただ、自由を謳歌している地域猫による放置糞だけはやはり減っていかないという問題は残ります。
Kさん:
T市は分りませんが、このあたりは畑もあるのどかな所なので、野良猫も多い様です。ただ餌をやる人、避妊、去勢手術をし餌をやっている人など様々な様ですが、市内に猫のボランティア団体が有り、里親募集を良くしていますし、手術済のピアスをつけた猫を結構みかけた事があります。近くのペットショップに募金箱があるので、募金しやすく助かってます。
LIVING WITH DOGS:
地域猫の去勢運動ですね。こういった猫達も増えないと言うことでは一歩進みましたが、実際には、糞は放置されたままなんですね。
Kさん:
猫の糞は難しいです。飼い猫を外に出す人が多いですから。凄く田舎ならともかく、住宅が密集している都会では、糞だけでなく、病気面でも危険と思います。猫を飼いたいと言うお友達には、説明して家の中でもこうすれば良いよ、と話すようにしています。
LIVING WITH DOGS:
Kさんのようにワンワンパーティーのようなキャンペーンに参加してモラルを高めて下さる飼い主さんが増えていくことは嬉しいことです。Kさん、今後も地域の犬猫のためにご自身の出来る範囲でのボランティア活動をなさって下さいませ。ありがとうございました。
(2003/02/27)(東京都Y.Kさん)、(LIVING WITH DOGS)