築地川公園内「わんわん広場」体験記

築地川公園内「わんわん広場」体験記

2005年4月1日にオープンしました。中央区動物愛護懇談会が提言し実現したものです。
但し、高速道路予定地ですので、高速道路工事が始まるまでの期間の公園です。

都心の高速道路はご存じのように高架状と、トンネル状、半トンネル状がありますが、この場所はもともとは築地川を埋めて公園としています。従って通常の地面よりも低く、わんわん広場はいりふね橋の下の部分にあります。

手前が多目的広場で、バスケットのゴールなどがあります。ドッグラン(正確には”わんわん広場”)は、写真の左上の橋の下、左側。橋の下右側は、ネットの張られたキャッチボール場です。

公園へは、築地川公園の管理事務所近くの階段を降ります。公園全体での利用時間は7:00〜20:30で、それ以外の時間は階段へ下りる扉が施錠されます。暗くなるとライトアップされます。
(日中でも天候によって暗い時は、利用者が手動で調整できるようになっています)
右上は、公園の中のわんわん広場です。

大型犬・小型犬用に分かれていて、中にはそれぞれにベンチと水道施設があり、地面はアスファルト舗装です。区の公園緑地課公園河川係(以降、公園課と表記)の方がいらしていたので、お話しを伺ったところ、

・首都高速予定地を工事着工までの間だけ借用している

・わんわん広場が橋の下で雨が降っても濡れないため、乾燥した土ぼこりが舞い上がってしまうとの理由でアスファルトになってしまったそうです。

大型犬用 : 約460平方m、小型犬用 : 約90平方m

わんわん広場の利用時間は7:00〜10:00、16:00〜20:00となっています。
入り口のご案内板です。

10:00〜16:00の間はどうなっているのかと質問しましたら、わんわん広場と多目的広場の間にある柵が開放されて、多目的広場に拡大されるそうです。こちらが開放される柵です。

公園課の方の話によると、他のドッグラン規約などを参考にされて、今回の”わんわん広場”オープンとなったようです。
昨日、今日現在では、多目的広場の利用者がまだ少ないせいか、10:00過ぎても、柵が開放されていない様子でした。
(私も四六時中、現場にいたわけではないので、定かではありませんが)

左は、利用者の注意事項です。犬を飼っていない人も利用しやすいようにとの配慮だそうです。

わんわん広場、多目的広場自体も、区の広報紙で告知された程度なので、全体的に利用者が少ないので現時点ではなんとも言えません。せっかく出来た施設なので、今後は多くの方が利用した結果の改善点などをまとめて、区が善処してくれることを希望しています。

今日現在で私が感じたことは、以下でした。

■ わんわん広場の問題点

1. わんわん広場の入り口は2重扉にはなっていますが、ドッグラン内向きに開く形状ではなく多目的広場向きの外開きですので、利用者がちゃんと施錠しないとちょっと押せば開いてしまいます。犬が間違って多目的広場に飛び出す恐れがあると思いました。

2. わんわん広場に行くには多目的広場を通り抜ける必要がありますが、遊んでいる子供達の間を通り抜けますのでボールや人の動きが危険かも。

3. 小型犬用のわんわん広場は多目的広場に面しており、柵が低いので多目的広場での球技のボールが飛んでくる可能性があります。

4. 大型犬用の広場は道路の形状ですから、歩道の部分と道路部分の境目は段差があります。また斜面になっているコンクリート部分もあります。元気に走り回る犬はパッドを傷つけやすく、すりむいてしまったGRがいました。

5. 夏場のアスファルトはものすごい高温になりますので、果たして夏場は飼い主さん達は利用するでしょうか。

6. ドッグラン内での排泄はもちろんさせてはならないのですが、ダメと言ってもしてしまう犬はいるでしょう。アスファルトのため排泄後、水をかけても下水に流れるような形状ではなく、薄まる程度です。まして橋の下ですので雨で洗い流されることも少ないので、徐々に匂いがしてくると思います。匂いがあれば、マーキングする犬も増えることでしょう。

(2005/4/3)(東京都、Y.Nさん)

 

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