レンタル犬が人気?

レンタル犬が人気?

LIVING WITH DOGSでは、犬好きでも、住宅環境や、世話が充分に出来ないからといった、犬と暮らせない人は、公園や、ご近所の犬と暮らしている方々と交流を持って、お散歩に同道したり、可愛がってあげることで充分に犬に接することが出来るとかねてから提案しております。

ところで、犬に複数の人の相手をさせることはストレスとなります。
犬はリーダーである人の元での群の一員であることを忘れてはなりません。
何故? レンタル犬なぞという商売が日本で成り立つのか? とても不思議です。これは動物虐待でしかないからです。

レンタル犬が注目されるようになるのは、 

1. 一人住まいで隣家との交流がない人だから?
2. 他人にお願いしてワンちゃんと一緒に遊ばせて貰うのが面倒な人?
3. 簡単にお金で自分が癒されれば良いと思っている人?
4. 自分がペットを欲しいときだけかわいがれれば良い?

などという人のあまりにも身勝手さの現状が浮き彫りにされています。

昨日のTV番組の中で、女優の大竹しのぶさんの愛娘いまるさんは7年間かけて、家族に犬と暮らすのを認めて貰うために、毎日ご近所のワンちゃんのお散歩をさせて貰ったという話がありました。
そして晴れて家族の同意を得て、現在2頭のワンと暮らしていると。

いまるさんは、今時の中学生の女の子には見られない、動物を飼う為の心構えを7年間努力して、ペットと暮らす今を勝ち得たのだと思います。こんなお嬢さんがいるとは素晴らしいですね。

さて以下の記事は情けない人達が群がるレンタル犬の現状です。 (2003/06/18)


「癒し」に最適、世話の必要ない”レンタル犬”が人気

東京・品川区の店から週末の「お泊まり」に貸し出される”レンタル犬”血統書付きの”レンタル犬”が、癒やしを求める都会の1人暮らしのOLや共働き夫婦に受けている。世話をする必要が無く、週末など借りたい時に、好みの犬を借りられるのが人気の理由だ。
しかし、動物に対して手軽さを優先する風潮については、疑問視する意見もある。
東京・品川区のレンタル店「ジャ*ット*」では、ミニチュアダックスやチワワなど約80匹をそろえ、1時間(1000-1500円)から貸し出している。首都圏に約1400人の会員がおり、1日平均10件を超す利用があるという。
店では「毎日世話ができない共働き夫婦や、独身女性のリピーターも少なくない」と話す。

辛酸なめ子のペンネームもある漫画家・エッセイストの池松江美さん(28)は「ふだんは全く接点のない人とでも犬の話題を通じて話ができる」と、月1、2回、3時間ほど利用しているという。

墨田区のペットサロン「+コ」では、1日5000円からの料金で、12、3匹の小型犬を用意。子供にせがまれた親が、実際に飼う前のトレーニングとして借りることが多く、「そのまま購入する客も少なくない」と話す。

日々”飼い主”が変わるが、植竹勝治・麻布大助教授(応用動物行動管理学)は「人見知りする犬でなければ、散歩程度なら、さほどストレスは感じないだろう」とみている。一方、鍵谷明子・東京造形大教授(文化・社会人類学)は「犬にはしつけや病気の世話など面倒な面もある。好ましい面だけを切り取って付き合うことには疑問が残る」と指摘している。(読売新聞、6月17日付けyahooニュースから)

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