災害救助犬

地震国に住む私たち日本人は、何らか、いつか大災害が自分たちを襲うのではな いかと不安感を持っています。阪神大震災のスイス犬の大活躍はニュースや新聞で報道され、日本中、「頑張っ て!」「早く!早く!犬達早く!埋まってる人を助けて!」「日本には救助犬は いないのか?」「地震国の日本に救助犬がいないなんて片手落ちじゃないか?」 と日本中の人たちが、世界の人たちが注目していました。でも大きく報道はされなかったけど、日本の救助犬が参加していました。

あの1月17日の5:46、この日本の富山県で、震度3を体験した一人の訓練士 坂井さんが語る阪神大震災の災害救助犬のドキュメントが、すばらしい本で綴ら れています。
「災害救助犬走る!」坂井貞雄著 誠文堂新光社 是非ご一読下さい。
盲導犬や聴導犬、そして介助犬は、個人のために一生を捧げるワーキングドッグ です。そしてその数も日本では不十分であると近頃は認識されてきています。
日本では不特定多数の人間、あなたが、私が、災害救助犬によって救われるかもしれないのです。日本全国で地震災害・雨による土石流や小谷村の山崩れなどの災害が いつ起こるか予測できない状況の中、日本での災害救助犬養成のため のシステム、そして救助犬を養成する訓練所もまだまだ少ないのが現状です。 その上、情けないことに、国家的な援助、地方自治体の理解が欠けているのが 現状なのです。

今、救助犬養成に必要なことは、

  1. 救助犬の訓練にはどれだけの資金が必要か?(現状はボランティアで、坂井 さんのような方が身銭を切って運営しています。)資金援助の急務!

  2. 救助犬訓練士養成の急務!(近頃は、全国災害救助犬認定審査会で少し づつ増えてきています。各県に3頭の待機できる救助犬が必要です)

  3. 訓練場(瓦礫を想定した訓練場所が不足しています。)の提供が急務。

  4. ボランティア参加で活動する人たちの養成急務!(まだまだボランティアになれていない日本人が多いのです。)

  5. 24時間以内の活動が可能となるように、様々な規制を緩和することが急務。(国家的な、規制が24時間以内救出を阻んでいます。)


(瓦礫を模擬した常設訓練場 – 日本救助犬協会(中野))


災害救助犬関連

Ext_link NPO災害救助犬協会新潟 – 災害救助犬育成にかかわる人を支援。災害救助犬団体リスト、認定審査会、訓練、行事報告、おすすめの1冊、訓練報告など。

 

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