救助犬協会・富山

救助犬協会・富山

救助犬協会(富山)訪問記

坂井貞雄氏夫人、阪神大震災の救援に参加された谷井正樹氏にお会いし、短い時 間でしたが色々お話を伺いました。

(坂井夫人) 日本の救助犬が大きく話題に上らなくても、スイス犬が話題となり、 少しでも救助犬が注目されたことだけで主人は良かったと言ってます。」 夫人は目を輝かせておっしゃっていました。

(谷井氏)「救助は災害後24時間以内が原則、3日後の状況では、遺体捜索となる が、通常の訓練で遺体を対象とした訓練はできない。生きているうちに活動した かった。災害本部の人たちも混乱しておりレスキュー隊も不足している状況だっ たのでどうしようもなかったことは理解しているが…」 と、淡々と語ってくれました。
(人を探す訓練として、成年男性、成年女性、子供、老人というように生体を対象としたケースで探す訓練をしているそうです。実際には日本隊の3頭は遺体に反応していました。亡くなって間もない遺体であったのでしょう。)

(LIVING-WITH-DOGS) 坂井訓練所の風景と犬達の姿 決して広いとは言えない訓練所でした。国や県の援助があれば、より広い 訓練の場も可能ではと思えたのです。災害救助犬として認定された犬達はオーナーハンドラーの方が多く、ボラン ティアで参加する飼い主が数々の認定試験に挑戦しています。そして犬達 はきびきびとうれしそうに訓練しています。すばらしいパートナードッグ として愛されているのです。




災害救助犬は各県3頭は常に待機できるような状況が望ましいと坂井さんはおっしゃっています。そのための資金が地方自治体や国の援助なしの状況で進めなければなりません。
それを待っているといつまでも養成ができないからです。 災害救助犬への募金は下記にご協力お願いいたします。

「救助犬協会・富山」
富山市北代 4-3915
Tel 0764-34-4800, Fax 0764-34-6600
Ext_link NPO法人全国災害救助犬協会

東京消防庁と救助犬協会・富山、出動協定を結ぶ

朝日新聞(1997年8月1日夕刊)によると、東京消防庁と救助犬協会・富山が、災害 救助犬派遣の出動協定を結んだとのこと。都道府県の消防機関が災害救助犬のボランティア 団体と協定を結ぶのは、全国初のこと。自治省消防庁救急救助課は、「情報を集めている段階だが、災害救助犬の有用性は認められていい。協定は今後の検討課題と考えている。」と話している。
自治省の理解が一歩深まったと喜んでいいことでしょうね。

(97/08/03)(LIVING-WITH-DOGS)


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