生体展示販売ペットショップ反対運動の一歩
生体展示販売ペットショップ反対運動の一歩 – ホームセンターへの投書運動
近年、郊外型の大型ショッピングセンターは広い駐車場が整備され、土日は、家族総出でおもむき、買い物のついでに食事、催し物を見学したりと、1日中楽しめる市民の娯楽総合施設ともいえるでしょう。
そのような大型ショッピングセンターは集客数も多いのでペットショップを併設するセンターが次々と増えてきました。
さて、ペットショップでの生体展示販売を憂える方から、お住いの地域のホームセンターの状況レポートと素晴らしいご提案をいただきました。
Webサイトをお持ちの方はバナーを貼っていただくことで賛意表明が出来ますが、Webサイトをお持ちでない方は、このような方法であれば意思表示が出来るという内容です。
大型ショッピングセンターでの生体展示販売は、衝動買いや、心構え無しに購入する人の購買欲を促進させるようなものです。
そこで、店頭での生体展示販売反対にご賛同下さった読者の皆様にお願いです。
お住いの地域で生体展示販売を行っているデパート、ホームセンター、ショッピングセンターの投書箱、ご意見箱に「生体展示販売反対の意見」を書いてご投稿いただければと思います。
日本のペットの流通システムを変える為には、一人一人の意見を言い続けることで、いつか大きな力となっていくと思います。遠くない将来、店頭での生体販売が無くなることを目指しましょう。皆様の地域での店頭生体販売反対の輪が広がることを願っています。(LIVING WITH DOGS)
Story.1
私が住んでいるのは**県ですが、ペットショップが大変多いです。特に、ホームセンターのペットコーナーが凄いんです。郊外なので、ホームセンター自体の数も多いので必定ペットショップも多いと言う訳です。休日前には大売出し、大安値一斉放出、続々入荷、かわいい子犬がいっぱいの大見出しと共に広告が入ります。
家族連れが行けば、「カワイイ〜」と言いながらガラス戸をガンガン…。外にはちょっと大きくなった犬・猿・鶏・etcが道路沿いの歩道に野晒しで、排気ガスまみれで『展示即売中』なんていうのは日常茶飯事なのです。
最近になって、K市の駅前の大手百貨店が二店、競い合うようにペットショップを開店しました。生体を扱い始めたのは、ここ1ヶ月程最近のことです。ペットのトリミングサロンから始まって、用品の販売、最後は生体の展示販売でした。駐車場の連絡通路沿いの最も人通りの多いスペースに設置されています。犬を飼っている人、欲しい人、どうでもいい人、ありとあらゆる人が取敢えず覗き込み、声をかけ、触ろうとするわけです。皮肉なことに、このショップは英国仕込のグルーミング技術を売りにしていて、触れ込みも全て英国式。しかし、私どもが過去に英国に在住していた折にもこのような展示販売店は当然見たことはありませんでした。ペットブームの中、こんな美味しい商売に噛まない手はないと思い、取り扱いをはじめたのでしょうか?がっかりです。展示されているのは多聞に漏れず、当然、『チワワ』でした。50万前後の値をつけられた子犬たちの運命は如何に??
こういうお店に行って必ず私がしてくるのは、買い物ではありません。
百貨店やホームセンターのような大型店には必ず、「お客様のご意見箱」のような投書システムがあります。無駄かも知れませんが、「止めてください、展示販売をしないで下さい。」と毎回書いては投書箱に入れてくるのです。私はHPは持っていませんので、これくらいしか出来ないのです。でも、愛犬家同士のネットのコミュニケ−ションだけではなく、実際の販売当事者である販売店・百貨店の投書箱やHPにどんどんメールや意見を送ってみるのも小さな一歩かなと思います。愛犬家の立場だけではなく、大きく消費者の意見として。
もし、問題がなければ、LIVING WITH DOGでも、投書箱を活用するように呼びかけていただけませんか?
少しでも、販売している当事者に声が届けばと思います。
(2003/05/27)(**県、H.Uさん)
Story.2
Hさん:
先日、ホームセンターのペットショップでミニチュアダックスのピュアクリームの子が心臓疾患があるため10万円値引き!と表示されて15万で販売されていました…しかも生命保証はつきません…ということでした。心有る方に理解の上購入していただきたいということでしたが、心有るペットショップならすぐにお別れが待っているのがわかっている子を販売するなんて…私も若い頃はトリマーを目指し勉強しましたが、ペットショップに勤めてすぐにそのショップのオーナーがトイプードルにマルチーズを交配させるなどしてめちゃくちゃなブリーディングをして販売しているのを見て、すぐに止めました。今も愛犬雑誌に広告を出しているこのオーナーを見るとブリーダーって何?と思います。モラルのあるペットショップ&ブリーダーさんが増えることを切望しています…。
LIVING WITH DOGS:
ダックスは乱繁殖の為、遺伝性疾患の多く見られる犬種ですが、心臓に疾患があると判っておりながらショップに卸した繁殖者の責任が問われる内容です。本来は繁殖者が生涯面倒を見るのが繁殖者としての責任だと思います。
しかしまともな繁殖者でない場合、この犬は淘汰されてしまうかも知れません。
ペットショップもブリーダーも愛犬家の「かわいそう!!! どうにかしてあげなくちゃ!」
という優しい気持ちをあてにしているんですね。
このペットショップで、この子を購入する人は、1頭の命を救えます。
しかし、無責任な繁殖者は、そのままビジネスとして繁殖し、ペットショップは生体を売り続けるのです。
(2003/06/05)(埼玉県、M.Hさん & LIVING WITH DOGS)