犬の飼い主さんに警告
犬の飼い主さんに警告
日本でのペットブームは、ハスキーが爆発的に増えていった頃に始まるのでしょうか。14年から15年ほど前のことですね。その後、NYのドッグパークがTVや雑誌で取り上げられ、ペットとしての犬たちの暮らしを考える人達が増えていったのです。
しつけ教室に愛犬と共に参加したり、海外にあるドッグランが日本にも欲しいとたくさんの飼い主さん達は地域の犬友達と一緒になって要望してきました。
しかし、今の日本では、まだまだドッグランが出来たら、犬はドッグランに行けとなりかねません。そして一般の公園はというと犬連れ禁止が進んでいるのです。
東京では、行政の関わるドッグランが、あちこちに出来ています。明日は中央区にドッグランがオープンするそうです。しかし、公園は、犬飼だけの公園ではなく、一般市民の憩いの場であることは今も昔も変わりません。
ここ数ヶ月の間に、あるドッグランで、入り口を壊されたり、ドッグラン内に毒餌をまかれたりということがあったそうです。何故、毒餌をまかれるような状況になってしまったか、犬嫌いの人が、このドッグランで不愉快なことにあってしまったからなのでしょうか?このドッグランは残念ながら現在は地域のお世話役も手を引いてしまったようです。
公営・私営に関わらず、ドッグランを利用する飼い主さんは、拾い食いする癖のある愛犬は要注意ですよ。
ドッグランだから安心に遊ばせられると思ってはいけません。拾い食いをしないようしつけましょう。
一般的にドッグランを要望する犬の飼い主さん達は、要望が通って地域にドッグランが完成したら、それで良しでは、犬飼のわがままで勝ち得たドッグラン。という一面だけが浮き彫りにされてしまいます。
行政のドッグランで、ただ遊ばせられるから良しとはせずに、しつけ教室を開催したりと犬の飼い主さんの底上げになるような活動が必要でしょう。実際にしつけ教室が開催されているドッグランも増えてきています。
また、犬の飼い主は、地域の為になるような公園の清掃や放置糞の始末、地域の防犯パトロールの協力等、地域の為になるようなことを積極的に行う必要があるでしょう。
地域外から来る犬の飼い主さんも、せっかくのドッグランを大事に使わせていただくという姿勢が必要でしょう。地域外から利用者の多くは車で来る飼い主さんですが、違法駐車をせず、ちゃんとルールを守って有料の駐車場を使用するのはあたりまえのことですよね。
さて、この毒餌をまかれたドッグランのある地域では、愛犬をマーケットの前に繋いでお買い物をしている間に連れ去られ、ビルの屋上から投げ落とされ即死。公園の砂場に殺されて埋められていた犬。虐待を受け死に至った犬。と続けざまに虐待事件が起こっています。
犬嫌いが起こした虐待行為なのでしょうか?それとも変質者?同じ犯人とは限りませんが、同地域で実際に起こっている事件です。
このような事件は、今後、小さな子供達への犯罪に繋がってしまったらと考えると恐ろしいですね。
特に近ごろは子供の連れ去り事件が日本のあちこちで起きています。
わんわんパトロールという地域の防犯のためのグループもあちこちに出来ていますが、犬の飼い主さん達がお散歩がてら、子供達の通学路を見守ってあげられれば安心して通学できる地域になるのではと思います。
子供達を守ることは大人として当然のことです。
そしてくれぐれも、危険ですから、愛犬をマーケットの前に繋いでのお買い物は、絶対にしないようにしましょう。
(2005/3/31)(LIVING WITH DOGS)