テーマパーク:犬の我慢

テーマパーク:犬の我慢

日本中あちこちに動物とふれあうテーマパークがあります。
LIVING WITH DOGSでは、犬や猫は動物園のようなパーク内での飼育には反対しています。なぜならば、犬も猫も飼い主に愛されて暮らしているからこそ人に対して優しく接することが出来るからです。

残念な記事がありました。咬まれたお子さんは1才というまだ赤ちゃんです。
ご両親はさぞやびっくりしたことでしょう。大変なことになり親としての責任や、お子さんの傷が残らないかとご心配でしょう。

起こるべくして起こった事故であるとLIVING WITH DOGSは思います。
そして、LIVING WITH DOGSがご両親にお伝えしたいことは、このような場所で、ご両親がお子さんに、犬とふれあわせたいと思ったことの過ちを十分に認識して欲しいことです。また、このようなテーマパークは本来あってはならないものであることを是非、知って欲しいと思います。

いわゆるアニマル・アシテッド・アクティビティー(訪問活動)に参加できる犬は飼い主さんの愛情の元で、たくさんの経験を積み、おとなしく、人に優しい犬に育つのです。そのような経験をたくさん積んでこそ、訪問犬として誰にも優しく接する事が出来ます。

犬は、まだ1才のオールド・イングリッシュ・シープドッグ♂です。

まだ幼く、それも、パーク育ちの犬に、初めての人たちに廻りを囲まれ、おとなしく触られる、そんな我慢を強いさせることは、特に若い犬には無理な話です。
愛されて育った一般の家庭犬でも、初めての人に身体を触られることに恐怖感を持ちます。
そして、どんなに優しい性格の犬でも、不特定多数の人に触られるということは、犬にとっては我慢を強いられ、この場を早く逃れたいとシグナルを発しているのです。

この事故を機会に、「ふれあい犬と称するテーマパークの犬たちへの虐待行為」を、是非、読者の皆様もお考えいただければと思います。(LIVING WITH DOGS)


<犬かみつき>1歳女児、額9針縫う **わんわん王国で
  
●本県●尾市の犬のテーマパーク「**わんわん王国」で3日午後2時ごろ、○○県の会社員(34)の長女(1)が園内の犬に額をかまれ、9針を縫うけがをしていたことが分かった。荒尾署は業務上過失傷害の疑いもあるとみて、園関係者から事情を聴いている。

同園によると、女児は両親と遊びに来ていた。円形の柵の中で犬と自由に触れ合える「ふれあいパレス」で、犬をなでていたところ、突然かみつかれた。倒れた女児に犬が乗りかかったが、近くにいた父親と係員が引き離した。当時、パレスには約30匹の犬がいた。
犬は「オールド・イングリッシュ・シープドッグ」(1歳・雄)で、体長約70センチ。約半年前からパレスに放されていた。同園はこの犬を放すのをやめ、係員を増員した。
総支配人は「大変申し訳ない。今後は犬の種類や性質を慎重に見極めてパレスに放したい」と話している。
(2005/6/5)(毎日新聞記事より)

ご参考:犬のテーマパークって何?

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