海外の保護団体

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・RSPCA in Sydney 訪問記

RSPCA(Royal Society for Prevention of Cruelty to Animals)は、AustraliaにいくつかRSPCA(Royal Society for Prevention of Cruelty to Animals)は、Australiaにいくつか ありますが、Sydneyの支部(以下、RSPCA)に行ってきました。RSPCAは、Sydneyの 中心部から電車で約30分くらいのYagoonaという郊外の駅から6kmほどのところにあ ります。
あらかじめ当日の朝、電話して、見学に行くと言ってあったので、ナンシーという女性 が案内してくれ、中を全部見ることができました。ここは、犬猫だけではなくすべての 動物が対象なので豚や鳥もいました。そして、900頭の犬が保護されているとのことです。 最終的に、1/2が殺処分になり、犬よりも猫の処分の割合が高いとのことです。
RSPCAはEntranceを入ると、そこは事務所棟で、ペットグッズの売店、犬を受け取る カウンター、獣医(Vet)のカウンター、Officeがあります。その同じ棟には、クリーンな 動物用病室や検査室がありました。事務所棟の周りに犬猫が収容されている横幅100m くらいの細長い棟が並んでいます。そこは、一頭当たり広め(3畳弱)のスペースで保護 されたばかりの犬が大きさ、年齢で分けられて外側に入れられて検査も施され、また、 必ずdesexed(去勢・避妊手術)されて、一週間後に事務所棟に近い棟に移動になります。 その時点で、収容棟のオリにネームプレートがつけられ、名前が与えられそこに For Saleと書かれます。聞きますと、一頭を150 Australia$で売っているとのことです。 (1 Australia$ = ほぼ、80円ですから、13,500円)愛想のいい犬もいましたが、最近 保護された犬は奥でおびえて吠えている犬もいました。また、細長い棟の横には、自由 に遊ばせられるエリアがあり、順番に自由運動をさせているとのことです。犬を売る ときは、所定の書類にサインします。そして、パピーの場合は、Starter Packという 犬を飼うことがわかりやすく書かれた書類を渡されます。それらは、参考にいただい てきましたので、別に報告しますね。これらの施設は、州の予算でまかなわれており、 スタッフも州から給料をもらっているとのことです。
パピーはすぐ貰い手が付きますが、成犬はすぐには貰い手が付かないそうです。見学 の最後に聞きましたが、Australiaでは、desexedは飼い主の義務と言われていました。 写真ですが、中は不可なので、外観だけ撮れました。本当に貴重な経験でした。 とても勉強になったのは、犬(だけではないですが)を渡すときの面接とサインです。 また、内部は、清潔になっていました。こちらでは、保護された犬を新しい飼い主に 渡す際の、面接や署名なりの手続きがうまくシステム化されていると思いました。 日本でもこのような社会システムが整ってほしいと思います。 (98/05/23) ( Ext_link RSPCA Australia )(LIVING WITH DOGS)

SPCA in Vancouver の紹介

Vancouver SPCA (Soceity to Prevent Cruelty to Animals) イギリスのRSPCA(1840年代設立)を見本に、今から100年前に設立されました。SPCAでは、主に、

1) ペットオーナーの啓蒙
2) 動物虐待

の調査・保護を行なっています。バンクーバー市周辺に9つのシェ ルターを持ちます。SPCAでは、設立当初から捜査権をもち、捜査官 が動物虐待の調査・保護を行なっています。昨年度は、3777件の 苦情調査を行い、13件を起訴しました。また、9268件の動物を保護し、 4898件は飼い主が見つかりました。ボランティアが、保護犬を散歩に 連れていってます。SPCA病院では低料金の去勢・避妊手術を行ってい ます。迷い犬・猫などで、飼い主が見つからないものはadoptionに 出されます。犬のadoption費用は、去勢・避妊済み: $65、未去勢・ 避妊$115/子犬$125ですが、後者には去勢・避妊費用、獣医の1回の検 診料が含まれています。(98/05/23)
( バンクーバー在住・Kさん )
( Ext_link BC SPCA Vancouver Regional Branch )

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