お散歩の楽しみ方

 
お散歩の楽しみ方 犬と一緒にたくさんの体験をお散歩で〜

 お散歩考
「犬の散歩」の意味は何か? 単なる運動だけではないように感じているのは僕だけですかね?
たぶん、犬の散歩の意味なんて、犬を飼って散歩してみなきゃ解からないと思います。犬の体力は底知れぬものがありますが、一体どれぐらいの散歩量が必用だろうと思って調べてみることにしました。犬の情緒と散歩量の相関が知りたかったのです。「一体どれぐらい散歩をすれば犬は満足するんだろう・・ってね」

時間を計ったり、万歩計をつかったのですが、どうも相関がつかめません。

たくさん運動させてもハイテンションな日もありますし、運動量が少なくても落ち着いた1日を送っている日もあります。どうもこの相関はありえないと考えたとき、自分の智恵熱にヒントを得て「情報カロリー」説を発見しました。結論を書きますが、犬の情緒と関係があるのは、実は運動量ではなく、情報量だったのです。私はこれを「情報カロリー」と命名しました。

子供から大人に成長する過程で体はどんどん栄養を吸収して大きくなっていく。

そのために1日に必用な絶対カロリーがいるわけですが、なにも成長するのは体だけでは無い。心も多くの情報を吸収して大きくなっていく。その時に必用なのが心の栄養である「情報カロリー」。この情報カロリーとは、つまり経験なんですね。

犬の場合、いろんな匂いを嗅ぎ、他の犬といろんな遊びをし、いろんな物を食べて学んでいくが、今のヒトの社会の中で暮らしていく犬は、この情報カロリーが不足している。つまり情報カロリーの飢餓状態。情報カロリーの飢餓状態の犬は、たまたま外にでたなら、「今、情報カロリーを摂って置かないといつ摂れるか分からない」と本能的に思うのでしょう。あちこち走り回り、飼い主は「家の犬は、いうことを聞かないバカ犬で…」とみっともない言い訳をすることになる。

外でいろんな情報を吸収できる、刺激のあることを経験すれば「情報カロリー」が満腹状態で家では「おまえ、おったんか」というぐらい静かにしてますが、いくら運動量が多い散歩をしても自転車と一緒に走っているだけなら「情報カロリー」が満腹しないから家でバタバタしてるわけです。家の中でも「情報カロリー」を満足させようとするんですね。


ウォーフと西鶴さん


ウチの犬は子犬の頃からこうして仕事にも遊びにも、どこにでも一緒に連れて行った。そしてその共有する生活や時間が多いほど、犬は飼主とツーカーの関係になっていくのである。あえて誤解を恐れず言ってしまうと、「しつけ」や「訓練」とはこういった犬との関係を築くためのショートカットなテクニックにしか過ぎないと西鶴は感じるのだ。

「情報カロリー」は子供の時にこそ絶対的に必用なものだと思います。一匹で、あるいは群れを率いて生きていくためにあらゆる経験をして外の世界を学習していかなければならないからです。そしてその時、いくら「情報カロリー」を摂取しようと思っても、どこにでも鼻を突っ込んで死んでしまっては何にもならないですから、親、あるいは群れの庇護のもと「情報カロリー」を摂取するのでしょう。 ヒトにとっては犬の散歩は、単なる散歩です。…が、ほとんどがオウチで過す家庭犬にとっては、散歩というものは一日の大きなイベントでしょう。
自分の意志で自由に外をウロウロできない、ほとんどの家庭犬にとって日なが一日ゴン太君はどうなんでしょう。しかし、犬はワクワクしながらも飼い主が散歩を行くのを何時間も何時間も・・・ジッと待っているんですよね。

犬の一時間はヒトの一時間とは限りませんが、それでも絶対的に散歩量としては足りないと思います。ようは経験値を高めていく学習こそが必要なんですよ。「情報カロリー」の摂取ですね。

これは、イベントという共通の体験をすることで、同じ情報カロリーを摂取したということなんです。そしてそれこそが、イベントの真の役割で意味なんです。

何人かの「訓練やしつけのしかたがワカラナイ」といったいわゆる普通に飼っている人、っていうか一般的な飼い主さんも「情報カロリー」の話をすると目からウロコ状態で、解ってくれまして肩の荷をおろしたように喜んでおられたのが印象的でした。
「あんたは、犬に求めるだけで犬にはなにをあげてるんだ。それでも犬にとってはあんたが飼い主なんだよ。あんたの犬との付き合い方は人間の勝手ばかりじゃないか」(2000/01/30)(兵庫県・K.Nさん)


エースを乗せて走る

解りにくいが膝の上とタンクの上のエースが乗っている。これは低速走行時の姿勢。高速走行時はタンクの上に前足をつけてふせ状態でバランスをとって乗るので急なコーナーでも振り落とされることはない、安全運転には何の支障もない。バイクに犬を乗せるということは決して進められる行為ではない。真似は絶対にしないように。 

 六本木夜な夜な散歩の効果
エリー(G.R.)が我が家に来た時に、ご近所の犬仲間の人に「犬に慣れさせる 事」「人になれさせる事」「躾をする事」、もちろん「一生飼い続け る事」をアドバイス下さった方がありました。 そこで私はどうしたかと言うと、近所の繁華街、あの「六本木」を人 混みの中を犬と一緒に歩いてみることをやってみました。 最初は、躾が出来ているかの確認も有り、人のいない所で「ついて」 や「来い」の基礎的な練習をし、トイレを済ませて行きました。

夜の六本木は、それはそれはアクティブです。呼び込みのお姉ちゃん や、なんか判らないお兄ちゃん達がビラ配りをしたり、そしてたくさ んの外人とすれ違います。 その通りをエリーと一緒に歩くと、犬好きのお姉ちゃんは「きゃ〜〜! 犬よ犬よ!さわらせてぇぇぇ〜〜!」といきなりエリーのお尻を触っ てきました。足早に逃げようとするエリーとお姉ちゃんの奇妙な光景 が展開されたのでした。

やっと振り切って六本木の交差点の所に来ると、今度はお兄ちゃんが ティッシュを配ってました。 エリーが欲しそうにしていると「おっ!これ欲しいの?」先ず一つ、 エリーは得意げに咥え、そのうち、他のビラ配りのお兄ちゃん、お姉 ちゃんも気がついて、人だかりが出来る有り様! 皆の差し出すビラやティッシュを得意げに咥えて六本木のど真ん中で グルグルと歩きまわり、拍手やら爆笑やらと、まるでストリート・パ フォーマンス状態です。飼い主の私は早々に引いて逃げたい気分でし たが、せっかく喜んでくれる人達を後にするのも悪い気がしたりして。
そんな夜な夜な散歩を続けているうちに、エリーに少しづつ変化が出て来ました。六本木の雑踏を無視し、エリーと私だけがいるようなそぶりなんです。そして私の側を離れません。 いつの日か、リードもお飾りにして側をぴったりと歩いてお散歩をす るようになったのです。

ある晩です。友人夫婦が交差点の向こう側に立っていました。信号待 ちの状態でした。そのご夫婦はエリーと私を見つけ、「エリー!!!」と 声をかけられたのです。エリーはその時オフリードでした。 エリーは私の側を離れませんでした。 そのご夫婦はエリーがオフリードであった事を知らず呼んでしまい 「ごめんなさい!」と恐縮されてました。 呼ばれて飛んで行ってしまうような事がなくて良かったです。

「六本木」夜な夜な散歩の効果は確実にエリーと私の絆を深めてくれ たと思います。
最後にはオフリードにしても離れない犬となりましたが、犬の安全性 を言えば、リードを外す事は賛成できません。 皆さん、まねはしないで下さいね。(2000/01/30)

(東京都・S.Tさん)

おしゃべりしながらのお散歩 は楽しいね!
ハイジ!!! お散歩に行くよ〜!
ハイジ(G.R.)と私のお散歩、別に特別な事ではありませんが、こんなお散歩のペアもあります。 お散歩の時に黙々とただ歩くのではなく、まるで恋人とのお散歩のように話をしながらお散歩したら今までとはちょっと変わって きました。そんな色々な変化がハイジの表情から伺えます。

●ハイジの独り言
お母さんったらね、私といつもおしゃべりしながらお散歩するんだ。「待て」や「後へ」と言われることが多いけど、「今日は寒いね」 とか「お花が咲いてるよ」とか「いい子ね」なんて言われるんだ。お母さんのおしゃべりに私は尻尾や目でお返事をするんだよ。
フリスビーをしたり、薮のなかからボールをさがしてきたりとその 日によっていろんな遊びができるから公園は大好き。 でも時々ジョギングしている人とか、ウォーキングしている人が ビックリした顔でわたし達を見るの。お母さんは少し恥ずかしそ うにしているけど、わたしはちっともかまわない。だってとっても 楽しいし、うれしいんだもの。 お母さんとのお散歩は最高!。気分はウキウキで、歩行も軽やか気が つくとシッポまで空高くピーンと伸ばしちゃう。 そんな時に「今日はどこの公園に行こうか?」なんて話しかけられたらうれしくってきっとその場で飛び跳ねちゃうかもしれない。少しだったら笑って許してくれるよね。

●ハイジのママ
犬と一緒に話しながらのお散歩は、まわりの方がみたらちょっと変?かも知れませんが、とても楽しいですよ。 若葉の頃、セミの声、落ち葉を踏みしめる音、霜の降りた芝、みん なハイジから教えてもらいました。犬と暮らすまでは目に付かなか った、たくさんの自然をハイジは教えてくれたのです。 ハイジに声をかけると、叱るときはもちろん、どんな些細なことで もハイジはちゃんと理解しているんだと実感が出来るんです。 皆さんも愛犬とのおしゃべり散歩試されたらどうでしょうか?(2000/01/30)

(千葉県・M.Yさん)

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