犬と訓練競技会を楽しもう

犬と訓練競技会を楽しもう

1996 

10/18

現在、辰徳1歳と5ヶ月。来春頃に競技会に参加できるかもしれない。それを目指して頑張ってみようと思う。

10/20

ボールをご褒美にして軽く脚側行進の練習。速歩になると少し前へ出てしまう。行進中の停座は、すぐに座るものの私から離れて座ってしまう事がある。伏せのスピードがなかなか速くなってきたように思う。以前のようなダラダラと伏せなくなった。次の指示に対して期待をしている伏せになってきた。招呼練習中に子供が二人、公園内を走って横切ったでれど辰徳は、全く気にせず、まっすぐに私の所に戻って来た。ヨシ。

10/25

辰徳がボロボロ。脚側行進もあ〜あ! 状態で困ったねぇ。やっぱり、指導手である私が下手くそ。

10/26

気持ちを入れ替えて、自信を持って訓練に挑む。私が大きな声を出し、辰徳を盛り上げる。辰徳もそれによく答えてくれた。戻りも実に速くて良い! 練習中に犬連れのギャラリーもいたので、余計に気合いが入った。おもいっきり声を出し辰徳と行進、いつも以上に褒め称えたる。辰徳の喜んで訓練をしている姿を見て、昨日のモヤモヤが消えました。やっぱり指導手次第なんだ。

11/11

JKC秋季FCIアジアインターナショナルトライアル(江戸川)

初めて訓練競技会を見学する。色々な指導手を見る事が出来ものすごく勉強になったし刺激になりました。来春は、服従で辰徳と参加だ。先生に頼り過ぎず、もっと自分で研究もして頑張ろう。

11/21

来年2月11日神奈川訓練士会が主催する競技会に参加決定! いよいよ我々も犬界デビューする日が近くなってきました。指を咥えて競技会を観ているだけでは、つまらない。

11/24

訓練中、辰徳はどうしてもボールの入っている上着のポケットを気にする。私に…と言うよりもボールが全てになっているみたい。ここら辺でボールを抜いてみるべきではないか。先生に相談してみると「あなた自身がボールに頼ってしまってる部分があると思う。あなたと辰徳の関係などから判断すれば、ボールを抜いても問題はないと思う。やってみる価値はある」ヨシッ! 実行してみよう。

11/25

今日から訓練中のボールを完全に抜く。前半は脚側行進もやる気満々だった。私が両手を使い、辰徳の身体を叩き褒めると、すごく盛り上がる。だけど、後半に近づいた時、辰徳がいつもボールを入れておくポケットに飛びついた。脚側行進をしたら、な・な・なんと地面の匂いを嗅いでしまった。すっごいカーミングシグナル。やらせ過ぎてしまいました。大反省。ボール抜きをしたのだから、時間は短くパッパッと終わらせしつこくやらない事が鉄則。

11/30

どうもいけません。訓練が訓練になっていないような気が今日もしてしまいました。また、私の悪い癖が出て来たと言うか、考えながら訓練をやってしまっている。これじゃ、辰徳がパッパッと動くわけがない。その上、単調な訓練になっている。まだまだ、ボールを抜いての訓練は、慣れないと言うか、いまいち納得した訓練が出来ない。

12/08

JKC96FCI西日本インターナショナルトライアル(京都)

2回目の訓練競技会見学

12/29

この頃、脚側行進中に「座れ」と言うと「立止」になってしまったり「あとへ」と言うと「停座」してしまったりする。辰徳は当然、私が出す指示の意味は理解している。これは、辰徳の私への挑戦ではないだろうか。「こうすればボールが出てくるかもしれない」と辰徳も考えて行動している。しかし、これを許してはいけない。ひとつ、ひとつ必ずやらせる。一度出した指示は、必ず遂行させる事。辰徳も成長してきたのだ。私もその上をいかなければいけない。

12/30

丁寧に確実に指示通りにきちんとやらせ、褒める! 褒める!

12/31

私がハッキリとした口調で指示を出す。すると辰徳もキビキビと動く。正面停座がとても良くなってきた。期待の目で私を見上げ、位置も良い。96年最後の訓練として、とても納得のいく内容だった。


辰徳と要と私

1997

01/04

今日は訓練の前にボール投げをしてみる。そしてボール投げの間に脚側行進、行進中の停座などをやってみる。素晴らしい。行進中の停座では、私がハッキリとした口調で「座れ」と言うと実にすばやくきちっと座る。犬の訓練はメリハリが大切。

01/07

神奈川訓練士会・訓練競技会の申込書が届く。申し込み書を見ただけでドキドキしてきた。2部の自由選択10科目(アマの部)と4部の規定6科目(アマ・プロの部)にチャレンジだ!

01/12

本番と同じコの字のコースを頭の中に描き想定して訓練をする。10mx10mx10mのコースを紐付脚側行進、紐無脚側行進、遠隔での伏せ、行進中の停座、招呼などを練習してみる。辰徳の集中も切れないし、なかなか反応も良い。ヨシヨシ。この調子だぁ。競技会では、自信を持って胸を張り、大きな声を出そう! それにしても脚側行進が長く感じるなぁ。

01/23

本番と同じコースを作り、先生に見て頂く。

  • 脚側行進でコーナーを曲がる時は、少しスピードをおとして「曲がるよ」と辰徳に合図を送る
  • 行進中の停座、伏せ、立止などは、線の手前でピタッと止まれるように練習する
  • 停座で待て30秒(据座)で待つ時の私の態度は、常にリラックスして辰徳に「あっ、母ちゃんが戻って来るな」と覚えさせる。

01/28

本番と同じコースを作り、先生に見て頂く。 招呼では、勢いが有り余って私に突進して来る。ぶつかられると私がふらついてします。これは減点となってしまう。手前に辰徳が来たら、上から見下ろす感じで目で威圧しながら「座れ」 と言い、スピードダウンさせる。

02/01

公園で練習していると、人や犬が多くていつものように100%私に集中しない。脚側行進をしても、時々、周りを気にしてしまう。う〜ん。

02/02

ボール投げをまめに取り入れながら訓練をしてみると悪くない。やっぱりボールを完璧に抜いてしまうには無理があるのかもしれないなぁ。

02/04

先生にお願いしてコースを作り、申告から始めて本番と同じ順番でやってみる。練習だとわかっていてもドキドキしてしまった。

02/06

ここ1ヶ月で辰徳は、ものすごく成長した。伸びた。服従訓練がものすごく良くなりました。やっぱり目の前に目標があると私自身が訓練をやっていてもハリがあるし楽しい。私が楽しいっ て事は、きっと辰徳も楽しい筈。

02/09

競技会用に申告の練習を友達の協力を得てやる。なかなか良い。私が審査員に競技内容を書いた申告書を手渡し「ゼッケン番号、犬名、指導手名」を述べる。その間、辰徳はきちんと横に座っていた。ヨシ!

02/10

競技会前日

競技会本番と同じコースを作り、先生と大先生(先生の師匠)に審査員役をやって頂く。練習だとわかっていても、やはり緊張してしまった。練習から緊張していたら、明日の本番はどうなってしまうのだろうか。練習の出来は、まずまず納得の出来るものでした。脚側行進で辰徳が跳ねながら行進してしまうのが、少し気になった。辰徳が跳ねそうになったら「あと!」と強く言うのと同時に少し後ろに下がる。明日は、本番前に脚側行進の練習は少しやろう。

いよいよ明日です。憧れの訓練競技会デビュー! 力一杯、やれる事の全てを出し切って完全燃焼できるようにガンバロー。私と辰徳ならば、出来る!!と、信じよう。

02/11

神奈川訓練士会・第11回訓練競技会への参加

本番当日の朝
4:05 起床。排尿・排便(大物になれそうなくらいにBig!!)
4:20 食事OK。排尿させハウスさせる。
6:00 排尿、自宅出発
7:15 競技会会場着。場慣れさせる為の散歩(匂いを取らせる)排尿・排便。辰徳は、朝からハイな状態で、ものすごい盛り上がり。全く落ち着きがない。
8:30 競技会開始
9:30 競技前にボールで辰徳を私によく集中させ、いざ出陣。スッゲェー緊張だぁ〜。

4部・規定6科目

  1. 紐付脚側行進: 緊張の為、足が震える。私の歩きが不自然。いつものように行進できない。速歩の時に辰徳が数回跳ねながら行進。
  2. .紐無脚側行進: まだ、私の動きが悪い! 辰徳はまずまずOK。
  3. 停座招呼: OK! OK! 最高! 呼んでからが速い! スピードOK。その上ぶつかって来なかった。正面停座から脚側停座がスゲェー速い!
  4. 伏せ招呼: 伏せがやや遅い。呼んだら私に突進して来た。
  5. 行進中の立止: 完璧。
  6. .障害飛越(片道): 完璧。

審査員の批評

招呼で指導手にぶつかり、指導手がふらついてしまったのがまずかったです。全体的には、犬が作業意欲に溢れていて素晴らしかったと思います。(やったねぇ〜!)

2部(自由選択10科目)

  1. 紐付脚側行進: コーナーで私が辰徳に押されて大回りになってします。ラインから離れ過ぎ。
  2. .紐無脚側行進: 速歩の時にすっごく跳ねてしまう。しかし、集中は素晴らしい。
  3. 停座招呼: 座るのが遅い。正面停座が斜めになった。
  4. 伏せ招呼: 伏せが遅い。
  5. 行進中の立止: 待たせている時、一度ブルブルをした。
  6. .障害飛越(片道): 跳んだ後「待て」でピタッと止まらない。地面の匂いをとろうとしたので、もう一度「待て」。そして、ピタッと止まった。
  7. その場での伏せ: 遅い!
  8. 据座: 立ち上がったりはしないけど、キョロキョロする。
  9. 遠隔・伏せ〜停座:やっぱりキョロキョロする。
  10. 遠隔・停座〜伏せ:伏せにもっとスピードがほしい。

審査員の批評

招呼で犬が指導手に触れてしまったのが残念でした。脚側行進で犬の顔が指導手の足にぶつか るのは見苦しいです。この子なら伏せは、もっとビシッと出来ると思います。そうなればもっ と良くなると思います。他は満点ではないですが、とても良かったです。

結果

2部

アマの部

3席 98.7点(100点満点)

4部

アマ・プロ

4席 58.9点(60点満点)

訓練競技会に初めて参加して

2部では1席と2席が98.8点で同点。なんと私と辰徳は0.1点差での3席だったのです。もう言う事はありません。初めてのチャレンジで辰徳と表彰台に上がれて、私は最高に幸せです。辰徳は、ほんと良くやってくれました。最初に出た4部では、私が緊張していてかなり指導手の動きが悪かったけど、その分、辰徳が落ち着いていて私をカバーしてくれました。2部では、私は全く緊張せず、テキパキと動けた。逆に辰徳は落ち着きがなかったね。
お互い、持ちつ持たれつで共同作業をみごとにやり通した、って感じで満足です。自信がつきました。今日の結果が今後の励みになる! 最高! 最高! 辰徳、バンザ〜イ!!
(98/12/06) (福岡・K.Wさん)

 

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