日本の闘犬種の飼い方について

日本の闘犬種の飼い方について

日本の従来からの闘犬種の飼育方法はどのようにしているのでしょう。闘犬や猟犬も普通の家庭犬と同様に最低限のしつけは必要だと思います。相次いで土佐犬の咬傷事故報道がありました。
悲しいかな、この土佐犬達は、人を咬んではイケナイと教えられていなかったのでしょう。
犬は人と共に生きるために、「むやみに咬まない、吠えない」と言うしつけをしなければなりません。どんな犬でも仔犬の頃からちゃんと教えれば、このような事故は起こりません。もちろん犬種特性がありますから、簡単にしつけられる犬種、ちょっと時間がかかる犬種とあるでしょう。
しかし、闘犬だからしつけは不要、人を咬んでも良いとは言えないのです。
被害者のお一人は死に至り、また幼い女の子は、重症を負っています。女の子にとっては「犬は一生、怖い嫌いな対象」になってしまったことでしょう。

ある闘犬種ファンシャーは、人を咬むようには育ててはならない、と愛情深く闘犬種を語っています。闘犬種でも人と犬が共存できるようにしつけていたらこのような事故は起きなかったでしょう。
また、飼育環境も大きな課題でしょう。チェーンで繋がれて自由に動き回れないような環境では、犬はストレスを感じてしまうでしょう。
広めのフェンスで囲った犬舎での飼育(出来れば雨風をしのげる家の中が望ましいですが)、毎日の運動、人とのスキンシップが必要です。
犬の飼い主が飼い犬の管理をしていないことにすべての原因があるとしか思えません。
このような事故が頻繁に起こってしまうようでは、英国に始まった「危険な犬に関する法律」が日本にも必要になってしまうかも知れません。(2005/01/09)(LIVING WITH DOGS) 


土佐犬に襲われ男性死亡

青森県の男性宅の裏庭で、隣に住む農業のAさん(68)が、土佐犬の近くで血まみれになって死亡しているのを男性が見つけ、弘前署に届けた。
Aさんは全身をかまれており、同署は土佐犬に襲われたとみている。死因は失血死。
Aさんは、犬に触ろうと何度かフェンスを乗り越えたことがあり、男性はその度に「危ないから入るな」と注意していたという。男性宅では土佐犬計8匹を飼っているが、ほかの7匹もおりに入れている。
(2005/01/06)(共同通信記事より)

土佐犬にかまれ女児大けが 宮崎、下校途中に

12月24日下校途中の小学3年生の女児(9つ)が土佐犬に顔をかまれ、のどや額に大けがをした。
土佐犬は2歳の雄で、体重約35キロ。同町の会社員男性(33)が自宅敷地内の鉄製のおりで飼育していた。土佐犬は男性宅前を通りかかった女児ら小学生4人に襲いかかり、別の民家の庭に逃げ込んだ女児の顔に複数回かみついた。男性はほかに4匹の土佐犬を飼育。1つのおりに1匹ずつ飼い、おりにはすべて鍵がかかっていたが、女児を襲った犬のおりだけは、鉄格子が広がっている部分があったという。

(2004/12/24)(共同通信記事より)

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