犬連れキャンプを楽しもう(1)

[1] なんでキャンプ、やっぱりキャンプ

初めて犬を連れてキャンプに行ったのはモトがまだ4ヶ月ぐらいの時でした(写真右)。まだまだ子犬顔していますね。
1995年4月のイースターでした。我が家は犬を飼いはじめる前からキャンプ党でしたので、シーズン初めのキャンプに犬を連れて行くのは、当然のことでした。
但し、イースターはまだまだ朝夕はけっこう寒く、山にはまだ雪が残っているので、近場でオープンしているところで1泊だけのキャンプにしました。
車で約1時間半ほどのところにある、湖の側にある州立公園内のオートキャンプ場(Cutlus Lake Park)へ行きました。このころは、モトを車に乗せる時は必ずクレートを使っていました。事故にあった時のことを考えると絶対クレートがお勧めですが、私たちだけ前に座席で自分だけ後ろというのがたまらなく嫌いなモトは道中ずーーーっと叫びつづけます。(したがってその後車中でのクレート使用はあきらめました。)


ブリティッシュコロンビア州には、州立公園内にあるキャンプ場が沢山あり(何百という数だと思います)、どこもきれいで各々のキャンプスペースも広くとってあり快適です。
どこもキャンプ場内は犬OKです。キャンプ場の近くにはハイキングトレールがあったりしますが、その部分は犬OKの場合もありますし、だめな場合もあります。これは各公園毎に違うようです。もちろん、サイトの外や他のサイトへふらふら行ってしまわないように、綱に付けておくことが原則です。
この時の写真を載せようと思って探したら、実は週末中雨だったので撮らなかったことを思い出しました。
大体こんな感じということで、96年正月に行ったカリフォルニアの州立公園のキャンプ場の写真(左下 : カリフォルニアの州立公園のキャンプ場 (1996年正月))を載せます。この写真はモトが1才ぐらい、はちこが4ヶ月ぐらいの時のものです。

ピクニックテーブルが各サイトにあり、その手前にある円形のものは火をたく場所です。州立キャンプ場では無料の薪があるのでそれを使ってキャンプファイアーできます。
手前に車(写真には写ってない)を止めてあります。

モトもはちこも、キャンプファイヤーになれているのか火を怖がりませんが、煙がもろに漂ってくる場所はいやがりますね(当たり前か〜?)。


キャンプ場についたらまず最初はテントの設営が定石ですが、まずは2匹の場所確保です。2匹ともつないでおかないとそのままどこかへ行ってしまうタイプですから、作業に邪魔にならない場所で、キャンプファイヤーにある程度近い場所に止めつけます。この写真ではモトは写真の外の木につなげてあります。すぐ脇にはブランケットをしいたクレートをドアをはずして置いておきます。寒かったり、休みたいときには自分で勝手にはいって休憩できるようにしておきます。この日はかなり冷えたので、キャンプファイヤーの側に座っている私たちのひざの上がモトの席でした。

キャンプに必要な道具は様々ですが、基本的に寝るところと食べることがカバーできれば良いわけです。このテントは日本にいたころ買ったものなのでもう10年以上使ってます。2人と2匹には十分な大きさです。
また、軽いので(2kg)バックパックを背負ってのハイキングにも最適です。寝具ですが、人間は寝袋を、そして犬には普段使っているブランケットをもっていき、テントの隅に置きました。しかし、寝袋の中のほうが暖かいとうことを直ぐに察知したモトは私の寝袋の中にもぐりこむことに成功してしまいました。これは私も暖かくて一石二鳥です。4月のキャンプはまだ結構寒いせいか、まわりにはキャンピングカー利用の人が多く見られました。大型犬は外で寝ているのもいましたね。

キャンプの楽しさは色々あります。ヒトツは、自然に囲まれてただただボーッとすることです。従って食べることのほうは、あまりウチは懲るほうではありません。キャンプにまで行って炊事て忙しいという楽しくないですから…。
もっとも典型的な我が家の夕食メニューは、ホットドッグです。これは、食器がまったく必要ないのでお勧めです。木の枝(長さ1mぐらい)の先をナイフで削ってちょっととがらせます。そこにソーセージを差しこみ、キャンプファイアーを使ってソーセージをあぶります。大体数分ぐらいでこんがり焼けます。少し位こげたほうがおいしいですよ。家でフライパンを使って焼いたのより絶対おいしいです。これをパンに挟んでできあがりです。
好みでケチャップやマスタードを付けていただきます。また、木の枝が都合よく見つからない時のために、ハンガー(洗濯屋さんでくれる針金のもの)を持参しておくと便利です。

なんといっても犬連れキャンプの楽しみのひとつは、ずーっと一緒にいられることですね。 見知らぬ場所で、見知らぬ環境であっても飼い主といれば安全なんだ〜という感覚を犬がつかんでくれることによって、より強い絆が生まれる気がします。

(2000/11/09)

第2話

( バンクーバー、Kさん)

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