山梨県「犬捨て山」レポート(続報2)
2002年2月28日 [ドッグレスキュー・レビュー]
山梨県「犬捨て山」レポート(続報2)
386頭きちんと飼え (山梨県) – 動物愛護法 全国初の改善命令
山梨県都留市内で386頭の犬を不衛生に飼育し、周辺環境を損ねているとして、同県は26日、飼い主の不動産業の男性(71)に対し、動物愛護法に基づく改善命令を出した。 改善命令が出たのは00年12月の同法施行以来、全国初めて。命令の内容は、恒久的な飼養施設の設置と、ふん尿など周辺環境を損なう原因の除去。従わない場合、20万円以下の罰金が科せられる。同県衛生薬務課によると、男性は、同市内の自宅や管理している山林など、計5カ所を飼育場にしている。約10年前から首都圏に住む知人から犬を譲り受けるなどして飼い始めたが、避妊手術を怠るなどして増殖させ、ふん尿などの汚物も放置している。
犬の鳴き声や悪臭に関する住民からの苦情を受け、県は昨年12月、男性に改善を勧告した。しかし、改善期限の2月20日になっても現状に変化が見られないため、今回の命令に踏み切った。この男性は、県の改善勧告の期限だった今月20日、「少しづつ改善しているが、降雪などもあり勧告内容のすべては達成できていない。しかし将来は飼育施設の建設も検討している」と話していた。 犬の数は勧告時に比べて31頭増えており、県では「改善する気が見られない」と困惑している。今回の改善期限は4月22日。(2002/2/27)(毎日新聞・朝刊より)
動物愛護支援の会 |
またもや、情けない記事が掲載されました。相変わらず、犬は増え続けています。今回は、この犬捨て山の不思議をご紹介しましょう。 山梨の行政は、この場に、犬を捨てさせないように立て看板を掲げました。「犬や猫を捨てないでください」という大きな看板です。 この山は似たような小道が多く、この看板が新たな犬捨て人の道案内となったようです。行政は、看板さえ立てれば、犬は捨てないとほんとに思っているんでしょうか? 即刻、看板を撤去して下さい。 (2002/02/28)(LIVING WITH DOGS) |