学校飼育の動物達

学校飼育の動物達

犬が学校で飼育される例はたまにはありますが、教師が家に連れて帰ったりとしているようです。
小学校で飼育されているウサギやニワトリ、それこそ、夜間に檻の中のウサギやニワトリを惨殺等という、これまでに動物虐待の対象としてされることが数回ありましたが、大阪府では、休日に餌をあげていない学校があることが判明しました。

なぜ、学校でウサギやニワトリを飼育するようになったのでしょう。

国は、学習指導要領で、「動物の変化や成長の様子に関心を持ち、生命に気づき、大切にすること」(1、2年の生活科)と学習内容を定め、教師用の手引書にも「責任感や自尊心を育て、命あるものを大切にする心の育成につなげる」と意義を説いていますが、なにも学校飼育の動物でしか育成できない訳ではないと思います。身近な猫や犬を大切に育てることを視野に入れれば充分学習指導要領の内容となると思いますが。

学校飼育の動物はもうそろそろやめても良いのではないかと思いますが、皆様どう思いますか?
(2005/10/12)(LIVING WITH DOGS)


休日は動物のエサ抜きも…大阪府内の小中学校

学校で飼育される動物に対する休日の取り扱いについて、大阪府教委が所管する42市町村教委にアンケートしたところ、半数を超える市町村で、休日にエサを与えていない学校があることが11日わかった。
「休みの前日に多めにエサをやる」学校が目立つが、動物にエサを分けて食べる習性はあるはずもない。学校での動物飼育は、〈心の教育〉の一環。学校での事件が相次いだことを受け、「心の再生」を府民運動に広げる構えの府は、教育現場で浮かび上がったずさんな命の取り扱いに困惑している。

アンケートは8月下旬、大阪市を除く42市町村に呼びかけた。その結果、約9割にあたる小学校658と中学校8でウサギやニワトリなどを飼育。土、日、祝日の飼育状況は、21市町村が「休日の前にエサや水を多めにやる」「前日に対応する」と回答し、2市町は「特になし」「原則なし」で、こうした市町村では、多くの学校が動物を休日に放置していることがわかった。
国は、学習指導要領で、「動物の変化や成長の様子に関心を持ち、生命に気づき、大切にすること」(1、2年の生活科)と学習内容を定め、教師用の手引書にも「責任感や自尊心を育て、命あるものを大切にする心の育成につなげる」と意義を説いている。

全国的には、予算を組んで獣医師が児童に飼育の仕方を教えたり、動物の診察をしたりするなど、「動物に優しい」自治体が増えてきたが、府内では、東大阪市など一部で、獣医師がボランティアとして行っているだけだ。
府教委の辻村隆史・小中学校課長は「教職員に休日出勤をお願いするのは難しく、学校ごとに地域や保護者との連携を深めて対応してもらうしかない。そのためにも、教諭向けの研修を増やしたい」としている。(2005/10/12)(読売新聞記事より)

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