愛のしっぽ(Vol.1) わたし、犬が欲しい

わたし、犬が欲しい

朝日新聞足立区版に、マルコ・ブルーノさんがこの6月から1年間連載しています。マルコさんのご了解を得まして、LIVING WITH DOGSに掲載いたします。


「わたし、犬が欲しい」
空前のペットブームに酔いしれている日本では、親が耳にする子供の頼みとして珍しくない。
家に犬がやってくる!毎日の会話に花は咲くし、胸がドキドキしてしまう。常識的に考えれば、このような結果になるはずだが、「常識」という言葉が消えてしまった現代の日本社会では、犬は喜びでなく、家族の悩みの種になってしまうことが多いーー多すぎる。

そして忘れてはいけない大事なことは、常識のない無責任な飼い主に悩みの種にされてしまった犬たちは、大迷惑だ!「犬が欲しい」と「犬を飼う」、それは同じことではない。このちがいを理解できず、犬を飼い始めると、家族にも犬にも悲劇がやってくる。各地の保健所に持ち込まれたり、ゴミのように捨てられたりする犬たちの数がそれを物語っている。

「わたし、犬が欲しい」と子どもに言われたら家族会議を開いて、まず、みんなで慎重に議論して欲しいことがある・・・【私達が、飼い主としての責任を果たす覚悟があるのか】それが犬を迎えるための大事な第一歩だ。

Ext_link 動物愛護支援の会
 

(2005/6/20)(足立朝日、連載記事より)

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