犬の寿命って?

犬の寿命って?

盲導犬の寿命について記事を書いたことがありましたが、では一般の家庭犬の寿命についてはどうでしょうか、考えてみましょう。

家庭犬では、犬が長生き出来るか出来ないかは、様々なフェーズで長生きか短命か決定するように思います。

1.犬の大きさからの寿命

 小型犬、中型犬、大型犬、超大型犬の違い

一般的に小型犬の方が長生きするというデーターはありますが、あくまでも獣医師にかかって命を全うできた小型犬だけです。
愛されもせず、生まれて即殺処分された犬を含みません。愛されてしっかり介護されて20才以上の長生きをした小型犬はたくさんいます。
大型犬、超大型犬の場合、15才が限界?と言われながら、17才まで全うした大型犬もいます。しかし10才を超えて長寿とお祝いされる犬が少ないのは不思議ですね。
自然界の大型動物は長生きです。例えば象は長寿動物ですよね。
犬に限って大型になればなるほど短命なのは何故でしょうか?人の手が入って遺伝子操作の末、純血種が生まれました。なにか遺伝子操作の結果が原因なのではと近ごろ感じています。真理は研究者様に是非追求していただきたいのですが。

2.暮らしている環境での寿命

 外飼い、家飼い、の違い

家の中で暮らす犬たちは、体調の変化を、早期に飼い主さんが気がつくことが出来る、蚊に刺されることは少なく、フィラリアに罹患しにくいことで、20才を超えた犬もいます。
一方、外飼いの場合、急な異変を飼い主さんが気がつけない場合が多く、フィラリア罹患で短命な場合が多いのです。しかし、18年以上も長生きをした犬たちもいます。これらのケースは、その犬が自然とうまく共存できたとしか考えられませんけど。

3.飼い主の意識での寿命

 ワクチン接種
フィラリア予防
食事管理
しつけ

幼いときにしっかりワクチンを受け、幼児期の重篤な病気を回避。毎年のフィラリア予防をしっかり実施。栄養素を考慮した食事をあげていても、しつけをしなかったら、咄嗟のマテが効かずに交通事故で寿命を全うできないこともあります。

4.遺伝的な寿命

 癌遺伝子を持っている
先天的な異常を持って生まれている

先天的な親犬から受け継がれたDNAが癌を引き起こす遺伝子の場合、どんなに飼い主さんが努力しても、発症したら寿命をせいぜい半年延せたら大成功と言えるかも知れません。
また、股関節の異常、目の異常、様々な遺伝的な異常を持って生まれた犬は一生、この負い目を持って暮らし、飼い主さんの愛情深いケアが必要となります。

犬の寿命って、人の対応で決まってくるのです。
犬は本来、改良されずに自然のままで進化したら、象並みに長生きできたのかも知れません。

わが家の愛犬には、象のように長生きして欲しい。
(2005/10/23)(LIVING WITH DOGS)

盲導犬は長生き出来ない?

サブコンテンツ

カテゴリー

このページの先頭へ