夜間の救急動物病院(兵庫県)
夜間の救急動物病院(兵庫県)
全国的に夜間救急病院が順次開院しています。
関西では、大阪・京都にすでに夜間対応の救急病院がありますが兵庫県明石市にも開院すると報道がありました。関西圏は緊急の場合安心できる地域になりましたね。
ただ、緊急病院はあくまでも緊急です。普段からの愛犬の健康診断も行い、ホームドクターに相談できるような良い関係を築いるならば、かかりつけのホームドクターが緊急時も対応してくれるでしょう。
(LIVING WITH DOGS)
犬や猫の夜間の急病に対応するため、県獣医師会は7月25日、県内初の夜間専門救急動物病院を、明石市魚住町清水に開院する。年中無休で、3人の専任獣医師が交代で勤務する。
「ペットは家族の一員」との意識が強まる中、人と同様の救急医療施設が必要―と計画した。同会によると、常設の夜間救急動物医療施設は、全国的にも、開業獣医師有志による専門病院が数カ所ある程度。各都道府県の獣医師会による設置は初めてという。
診察時間は午後九時半から翌日午前2時。急な発作や体調の悪化、事故によるけがなど、緊急を要する症状が対象。レントゲン撮影や血液検査などをした上で応急処置を施し、翌朝、かかりつけの獣医師らに引き継ぐ。
施設は鉄骨2階建て420平方メートルを新築。病院は1階で処置室と緊急用の手術室も設ける。2階は同獣医師会の事務所になる。
現在、県内の夜間動物医療は、獣医師個人の裁量に任されており、時間外で対応するケースが多い。かかりつけ獣医師がいない飼い主は緊急時、どこに連れていけばよいのか分からないこともあるという。県獣医師会は「急に調子が悪くなっても、安心して訪ねてほしい」とPRする。
県獣医師会TEL078・361・8153(後藤亮平)
(2005/06/28)(神戸新聞記事より)