またもや放棄?

またもや放棄?

かつて何頭もの大型犬が山に遺棄されていたことがありました。当時はバブルが崩壊し、大型犬が売れなくなってきて、ペットショップが捨てたんですね。
近ごろは、愛知県「闇ブリーダーの後始末」、大阪「使い捨てされた繁殖犬」と小型犬の放棄が目立ちます。
今度は福岡で15頭の迷子犬が発見されました。ニュースでは、遺棄か迷子か不明なので、迷子としているのでしょう。
犬たちの年齢や、健康状態は以下のニュースだけではなんとも判断できませんが、闇ブリーダーか、ペットショップが証拠を残さないために首輪なしで放して捨てたのかも知れません。しかしこの犬たち、ほえることもなく署員に近づくなど人に慣れているそうです。どんな経緯で遺棄されたのか。

福岡のTV局でも追跡取材をしてくれると良いんですけど。しかしマスコミが、放棄犬を取材すると、まるでドミノ倒しのように、同じような遺棄事件が起こります。捨てる方は、この手があったかと学習するんでしょうかね。

一方、15頭の迷い犬は里親候補があっと言う間に決まったそうです。「人の善意が十五匹を守った」とニュースでは報じています。
平成15年、福岡では、行政で引き取り、保護した犬猫、約6800匹が処分されています。里親が見つかってとりあえず良かったとは思いますが、どうも単純に喜べません。命に特権があるなんておかしいです。
(2005/4/13)(LIVING WITH DOGS)

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迷い犬に温か我が家 粕屋署保護の15匹 即座に引き取り手

福岡県古賀市筵内(むしろうち)で11〜12日、迷い犬計15匹を一時保護した粕屋署に対し「大切な命。ぜひ預からせてほしい」という要望が県内から相次ぎ、15匹とも「里親」に引き取られた。
迷い犬は11日午後9時ごろ、湯ノ浦池西側の路上でうろついていた。通行人から通報を受けた粕屋署によると、ラブラドルレトリバーやミニチュアダックスフント、キャバリア、コーギー、ヨークシャーテリアなど、高額で取引されている種類ばかり。いずれも成犬で、首輪ははめていなかった。
引き取り手が現れないままなら処分される可能性もあっただけに、粕屋署は「人の善意が十五匹を守った」と喜んでいる。同署は犬が放置された原因について、飼い主が何らかの理由で捨てたか、どこからか盗まれてきた可能性があるとみている。
(2005/4/13)(西日本新聞記事より抜粋)

http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20050412/news006.html
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/news003.html

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