猪に襲われた犬の気持ち

猪に襲われた犬の気持ち

犬は古来から人と共に狩りをし、人と共存してきました。
現代は犬は人と共に暮らしてはいますが、共に狩りをする犬はほんの僅かです。おおよその犬は、人と共に暮らし家庭犬として、飼い主さんであるパートナーの優しいケアが行き届き、寿命も延び高齢化しています。

兵庫県神戸では猪が市中に出ることがここ数年ニュースとなっています。
大型犬が猪に襲われて亡くなったというニュースがありました。

13才という高齢のセントバーナードと散歩中に、猪が突進してきました。老齢で初めての経験で犬は構えるどころかうろたえてしまったことでしょう。
猪は保護動物である反面、地域の害獣として認識されている野生動物です。市中で突然出会ったら危険な動物です。人も犬も、突然のことで咄嗟に何もできなかったと言うことが真実だと思います。

亡くなったドンちゃんのご冥福と、愛犬を失った飼い主さんに少しでも慰みの言葉をと思います。

でも飼い主さんが襲われなくて幸いでした。
愛犬ドンちゃんは、飼い主さんが襲われなくて「幸い!良かったと」思っているでしょう。
犬は愛するパートナーを守ろうとして自分の方に注目をと仕向けた?とも思われるからです。

セントバーナードのドンちゃんへ!「大丈夫だよ!愛する人は無事だったから!」と言葉をそして敬意を表したいと思います。(LIVING WITH DOGS)



喫茶店で人気者の犬、イノシシに突き殺される…神戸

六甲山ふもとの神戸市灘区篠原北町で22日未明、住民が飼うセントバーナードの「ドンちゃん」がイノシシに牙で突き殺された。
以前から野生のイノシシが出没し、ゴミを荒らしたり、人がかまれたりする被害が相次いでいる地域。人気者だったドンちゃんの無残な死に周辺住民らのショックも大きく、被害拡大への不安の声も広がっている。
自治会は注意を呼びかけるチラシを作るとともに、市に要望書を提出し、対策を求めた。

飼い主の男性(32)によると、22日午前0時10分ごろ、ドンちゃん(メス、約60キロ)を連れて散歩中、大型のイノシシ(体長約1・5メートル)が近づいてきて突然、体当たりし、倒れたところ腹部を牙で突き刺したという。

ドンちゃんは、男性が同市中央区で経営する喫茶店の人気者。大きくて存在感があり、人なつっこいことから、客や近所の人に親しまれてきたといい、男性は「13年間かわいがってきたのに、こんなことになるとは……。人が襲われたら取り返しがつかない。一刻も早く対策を取ってもらいたい」と訴える。

自治会の宮本哲副会長(72)は「ゴミ置き場にネットを掛けたり、餌を与えないようにしたりしてきたが、住民の力ではもう限界。対策を急いでほしい」として、市に捕獲などの対策を求めた。

市は「危機的な状況だと思うので捕獲強化に努めたい」としているが、なかなか有効な手だてがないのが実情、という。

市消防局によると、2004年に5人、今年は9月末までに2人がイノシシにかまれたり、逃げる際に転倒したりして救急搬送されており、被害は灘、東灘区に集中しているという。
(2005/10/29)(読売新聞記事より)

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