犬猫が住みにくい国(殺処分ゼロの日はいつになるやら)

犬猫が住みにくい国(殺処分ゼロの日はいつになるやら)

三重県の伊勢市と度会郡は県内でもっとも犬・猫を保健所に持ち込む数が多いことを発表しました。
近年、保健所が収容した犬猫の数を公にすることで、このような把握が出来るのですが。
でも、日本は、どこでも犬猫にとっては住みにくい国だと思います。
まあ、三重県の中で動物愛護の意識が低い土地を名指しすることで安易に犬猫を保健所に持ち込まず、終生飼養をしようと、少しは改善するかもしれませんが。

今の日本は、野良犬として捕獲される犬よりも、純血種で飼い方を間違ってしまい、手がつけられなくなって保健所に持ち込む飼い主が多いのです。

犬を捨てる理由はなんでしょうか?

1.老犬になったから?
2.飼い主が病気になって世話が出来ないから?
3.しつけが出来ずに手に負えないから?
4.避妊手術をしていなくて間違って生まれちゃったから?
5.離婚したから?
6.子供がペットアレルギーと診断されたから?
7.ペット可の住宅では無い場所で飼い始めて苦情が来たから?
8.無駄吠えが多く近所から苦情が来るから?
9.咬傷事故を起こしてしまい手に負えなくなったから?
10.あきたから?

自分にとって、今の暮らしが大切だからと、様々な大義名分をとなえて保健所に送り込むんですね。
保健所に持ち込むことは、自分の手で殺さないから罪悪感を感じないで済むのでしょうか?

先日、ドイツの小野さんとお話ししているときに、「一般の人達は、それも普通の人だけど、保健所に犬を持ち込んだら、二酸化炭素で苦しんだ上、殺処分されると言うことをまったく知らなかったので、びっくりしました」と言ってました。
私は、これだけ、TVや新聞、インターネットでも、保健所に収容された犬猫の末路が語られているのに、知らない人がいると言うことに驚きでした。まだまだ、動物愛護に興味のない人はたくさんいると言うことでしょう
か?知ろうとしない無関心派の人が多いだけかも知れません。

動物を保健所に持ち込む人達は、無差別テロを行っているのと同じだと思います。

かつては、野良犬化し、野良の状態で繁殖した成犬、子犬たちが捕獲され最後の殺処分という悲しい状態でした。その捨てられる犬は、現在は、野良犬や野良さんたちが産んだ子犬達よりも、純血種と言われる犬たちの方が多いのです。野良さんの子犬達は里親さんに出会える機会は近ごろは反対に増えてきています。
現在、収容されている犬たちは、GRやLR、ダックス、ボーダーコリー、シーズー、シェパード、今流行していジャックラッセルテリアもです。
安易にペットショップやインターネット通販で手に入れた犬を、前述の様々な理由から保健所に持ち込む人が後をたちません。

本来はこの世に生まれ、幸せな犬生をおくり、生涯を全うする権利を持っている犬猫たちです。
その権利を守ってあげるのが人の役目だと思います。しかし、犬猫の意志とは関係なく、飼い主の身勝手でガス室に送られているんです。
日本は、動物に対しての無差別テロを、普通の人が、隣人が、そして友人が、あなたが行っているかも知れないのです。

人が守ってあげなくてはならない地球上の人以外の動物を、その動物の意志に関係なく処分という言葉で殺されて行く。

以前、マルコさんと、おしゃべりした会話の中で、ガス室へ送られる犬たちのことを語り合いました。
マルコさんは「日本は動物に対して、アウシュビッツと同じことをしているんです」と、語ったことは忘れることが出来ません。犬を捨てることは、アウシュビッツに送り込むことなのです。アウシュビッツは、かつてヒトラーが、勝手な人種保護を唱え、特定人種を抹殺しようと行った殺戮です。
日本でこのような殺戮行為はもう止めましょう。そのためにはまずは捨てない飼い主を増やして行くしかないのです。
保健所だって殺したくないのです。捨てられる犬たちが減っていかない限りアウシュビッツは際限なく続くでしょう。

地球は、人だけのものでは無いことを、多くの人が自覚するようになってきているとは思います。でも身近な犬や猫達の命はどうでしょう。
身近な犬や猫達を、尊い命のある大切な人の友であると言うこと。何も疑わない美しい目を持つ動物、あなたの愛犬の目は、美しいと思うことがあるでしょう。
どうしたら捨てない飼い主を増やしていけるでしょうか?皆さん、一緒に考えていきましょう。
そして、犬や猫の殺処分は、アウシュビッツと同じなんだとたくさんの人に伝えていきましょう。
「捨てない飼い主を増やす。そして日本にアウシュビッツはいらない!」と声を大きくしましょう。
保健所での殺処分が無くなる日を願って!
(2005/7/17)(LIVING WITH DOGS)


ペット:ワン・ニャン、住みにくさワーストワン−−伊勢と度会郡 /三重

◇年を取った、病気になった、鳴き声がうるさい、野良が繁殖…
◇処分された犬335匹、猫599匹
心の癒やしを求めて全国から大勢の参拝者がやってくる伊勢神宮のおひざ元・伊勢市とその周辺の度会郡は、犬・猫にとって県内で最も住みにくい所。ショッキングな報告をまとめたのは、同地区を管内に持つ南勢
志摩県民局保健福祉部(伊勢保健所)=同市勢田町。
04年度に同保健所に持ち込まれ、処分された犬は、県内10保健所の中で一番多い335匹(全県2254匹)、猫は同2番目の599匹(同4768匹)。持ち込まれた犬の61%(205匹)は、飼い主から引き取ったもので、猫は66%(400匹)が捨て猫だった。
犬が飼えなくなった理由では「飼い主や犬が年を取った、病気になった」、「鳴き声がうるさい、かむ」などを挙げている。猫は、自然繁殖した野良猫が多いのが大きな要因という。
同保健所職員のYさん(29)は「ペットをおもちゃのように持ってくる人がいる。しゃべることが出来ない動物を、大切にする心を持ってほしい」と訴える。
そのうえで犬は「きちんと飼えるか、しつけはできるか、よく考えてから飼ってほしい」。猫は「野良猫に餌をやることが良いことのように思われているが、これが大きな間違い。捨て猫が増える原因になっている」と話す。
同保健所では05年度に、獣医師らと協力して、飼う前にペットのことを学ぶ「飼う前教室」、小中学校を訪問して「動物との正しい接し方、飼う責任、命の大切さ」などの勉強会、地域での「犬のしつけ方教室」などの開催を計画している。Yさんは「多くの観光客がやってくる伊勢が、ペットにとって最悪の所と言われないよう、皆さんと一緒になって取り組んでいきたい」と話している。
(2005/7/15)(毎日新聞記事より)

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