わんにゃんペット博って何じゃい?

わんにゃんペット博って何じゃい?

いつも、どこかでペット博が開催されています。ペット博ってなんじゃい!!

実態は、その会場で犬や猫を買えるような単に販売促進ビジネス博覧会なんですけど。

そのデモンストレーションのアトラクションとして、フリスビーをキャッチするディスクドック、犬と一緒に踊るフリースタイル、災害救助犬、障害者を補助する介助犬(盲導犬、介助犬、聴導犬)の実技もその場で見せて、犬ってすごいよねって紹介するんですね。
「ペットと暮らてみたらこんなに楽しいよ!」なんて吹聴しているんですけど。
何かおかしいと思いませんか?

人の為に働く犬たちはペットではありません。働く犬たちはしっかり訓練して初めて働く犬となります。
ディスクドックや、人と一緒に踊る犬も、愛情と訓練が無ければ簡単に出来ないのです。飼い主さんが努力して練習を重ね、どんな状況でも対応できるように訓練をしているからこそ出来るのです。

犬や猫を愛する人達を増やそうと思って博覧会が開かれてているのでしょうか?そうは思えないのです。

「犬ってなんて素晴らしい」を訴えて、販売を促進する場としてしか思えないんですね。
その場で売りさばきたい、そんなビジネスなんでは?とね。主催者の大半は、ペットビジネスで儲けている企業です。特に生体販売を行っているペットショップの為に開かれていると言っても良いくらいでしょう。
それは、安易な飼い主を増やすためにペット博が開かれていると思います。

本当の意味で、ペット博をもしも開くならば、人の為に働いた犬たちへの感謝の気持ちを一番にしなければならないと思うのです。これまでに功労のあった犬や、犬種の説明、犬との暮らしには何を気を付けければならないか?しつけ方教室、動物問題行動の心理学者、訓練士、獣医師、そんな方々が犬が人と共に共存することの素晴らしさを語る場ではないかと思うんですね。

そして、もしもその会場で手に入れられる犬は、保健所に収容され、リトレーニングされた家庭犬たちで、素敵な飼い主に出会う場になる。それでこそ、本当のペット博と言えるのではないでしょうか?

今の日本はやっぱり、犬や猫の動物愛護を考えると、どこかずれていると思います。
(2005/7/17)(LIVING WITH DOGS)


珍種や人気の動物350匹 ポートメッセなごやでペット博

【愛知県】珍しい種類や人気のペット約350匹を集めた「ペット博2005年なごや」(東海テレビ放送など主催、中日新聞社など後援)が16日、名古屋市港区のポートメッセなごや第二展示館で開幕した。18日まで。今回は、体長約50センチで世界最大のウサギのフレミッシュ・ジャイアントと体長約20センチで世界最小のウサギのネザーランド・ドワーフが初めて展示され、人気を集めた。1992年に韓国で天然記念物となったサプサル犬や、テレビコマーシャルで目にするアイリッシュセッターなども来場者を引きつけていた。また、今回から新たに増設されたペットのトリミングやマッサージについて無料で学べるコーナーでは、飼い主らがペットとともに指導を受けたり、ペットフードや首輪などを買い求めたりした。
入場料は小学生以下600円、中学生以上1200円。
(2005/7/179)(中日新聞記事より)

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