愛犬用おせちにあなたならいくらまで?
愛犬用正月料理はあなたならいくらまで?
わが家の愛犬に昨年は愛犬用のお正月料理を初めて注文して、一緒に3ケ日をお祝いしました。愛犬が大好きな愛犬厨房のお雑煮セットでした。
特にスープはお気に入りと見え、あっと言う間に食べてくれました。このスープ愛犬厨房さんにお願いして今もあげています。
来年は戌年です。
なんとも限りなく贅沢な愛犬用おせちが販売されるそうです。
愛犬は我が子も同然、家族としての地位も確立してきてはいますけど。犬は犬です。人の味覚とは異なるし、味を判って食べる?見かけが美味しそうなんて思って犬は思うでしょうか?犬にとっての美味しいというのはまずは匂い、嗅覚からだと思うんですけど。
愛情のかけ方は、お金をかければ良いと言うものではないと思います。
この子にとってほんとに良い食事は、たまに絢爛豪華なご飯をあげるよりは、毎日の心のこもった添加物、化学薬品の混入していない、手作りのごはんを作ってあげることが、本当の愛情ではなんて思ってしまうのですが。
わが家が絢爛豪華なおせちを愛犬にあげられないというひがみ根性からかもですがお許し下さいね。(2005/11/13)(LIVING WITH DOGS)
<おせち料理>お犬様用に5万円 親心くすぐる商品
老舗の味など高級志向のおせち料理の人気が高まる昨今、愛犬用に5万円のおせちまで登場した。来年は戌(いぬ)年とはいえ、お犬様はそんなに豪華なものを食べる時代なのだろうか。
全国的に愛犬用のおせちは90年代から出始めたが、当初はペットフードや干物の詰め合わせ程度だった。最近では百貨店やペットショップで1〜2万円前後のおせちも登場している。
5万円のおせちを売り出すのは、生活デザイン会社「シュウ」。グループ会社の高級仕出し割烹料理「日展企画」(同)が製造する。
約27センチ角のお重が三つ。一の重は、ラム肉ピザ風ステーキ、根野菜のチキンスープ煮、マグロとチキン春巻など6品。二の重は、牛ロース彩りステーキ、伊達巻、栗きんとんなど11品。三の重は、豚肉と大根の年輪巻き、デザートなど8品。
冷凍して配達され、食べさせたいぶんだけ解凍して与える。小型犬ならほぐしたり取り分ける必要があるが、Kさんは「少し手を加えてやるっていうのが飼い主の親心をくすぐるんです」。
犬好きのKさんは長年連れ添ったドーベルマンを7年前に失い、今は犬を飼っていないが、「犬にも正月らしいものを食べさせたいなあ」と思い続けた。
犬の食べ物に詳しい研究者たちを紹介してもらい、「ネギ類、チョコレート、ブドウの皮はダメ」「高血圧になりやすい塩分、虫歯や肥満の原因となる糖分は人間よりはるかに薄く」などのアドバイスを受けた。料理長の追川明さん(50)と4年間研究。社員の飼い犬にも協力してもらい、犬の好みを取り合わせた品々を開発した。
難しかったのは、「塩、砂糖、保存料、香料を使わなかったこと」。例えば、栗きんとん。栗とサツマイモを煮るが、砂糖を入れずにおいしそうな照りを出すにはどうすればいいか悩んだ。試行錯誤の末、ごく微量のサラダ油にたどり着いた。
味がないから「人が食べても全然うまくないですよ」とKさん。素材は人間用だから、愛犬と一緒に食べるなら「しょうゆや塩などをつけた方がいいでしょう」。
それにしても高すぎると思うのだが、Kさんは「飼い主は値段に合った中身かどうかをシビアに見ています」と自信をのぞかせる。重箱は風呂敷で包み、犬の形をした伊賀焼の酒器の吟醸酒がつく。中子(重箱の中の器類)も陶器を使う。三越などの百貨店から「歳末商戦の目玉に」と問い合わせが続いている。
もっとも、愛犬用おせちに手間がかかり、Kさんは「今年は人用のおせちの製造販売はやめました」と語った。
(2005/11/12)(毎日新聞記事より)