SAでの犬の連れ去り事件
SAでの犬の連れ去り事件
ある方のblogで知りましたが、高速道路の佐野SAでちょっと休憩中に車の中で留守番をさせた1頭が行方不明になりました。
高速道路の管理事務所は警察に連絡をいれました。近ごろSAでの車上荒らしや、車中で留守番中の犬の盗難が増えているからだそうです。
詳しくは以下のサイト
Sereno Odierno
そして、3日後、新潟県堀の内で発見されました。
無事に保護される
まずは、発見されたことは奇跡的としか言えないでしょう。
今回の連れ去られたワンちゃんはちゃんと鑑札を身につけていたことが発見に繋がりました。この鑑札が1番の要でしょう。
この連れ去りと発見までの重要な点を考えてみましょう。
1.現在の機能的な車の遠隔キー操作の施錠確認の不徹底
わが家の車は遠隔キー操作のない古い車なので、車に施錠後ドアノブをがちゃがちゃして施錠されたことを確認しています。でも遠隔操作のキーって便利そうだし羨ましく思っていたんですけど。
2.休憩中に車上荒らしが増えていることの実態
日本では車の中にそれも良く見えるシートの上にバッグや紙袋を置いたままで車を離れることが多いのですね。以前NYで、車上荒らしが多いから、荷物を見える場所に置いて立ち去ってはならないと友人から注意されたことがありましたが。海外では当たり前なのかも知れませんが、日本もとうとうそんな域に達してしまったんですね。
3.行政の畜犬登録の実施
行政の畜犬登録は飼い主さんが行う義務の一つですが、まだまだ未登録の犬が多いのが実態です。大型犬の場合は比較的実施している方が多いのですが、小型犬の飼い主さんでは、狂犬病ワクチンって何?という飼い主さんが多いのも事実です。必ず地域の役所に畜犬登録をして鑑札を受け、狂犬病ワクチンを接種させましょう。
例えば、いざ地震と言うときに行政の用意した避難所に愛犬と共に避難する場合も、未登録犬は不可となりかねませんので、そのためにも畜犬登録は必須です。
4.愛犬のネームタグ、鑑札を必ず身につけさせる。併せてマイクロチップも実施しておく方が安心でしょう。
5.日本の地方自治体毎の動物保護管理事務所の横の連絡網の必要性
各自治体の保健所が独立していますから、他地区で保護された場合、飼い主さんがあちこちの行政の保健所に問い合わせをしないとすぐに発見はできません。今回は鑑札をつけていたことで素早く発見されました。やっぱり要ですね。
連れ去った犯人は一体何が目的?
もしも遠隔操作キーが施錠したつもりが施錠されていなかったら、可愛い犬を見て、ドアを開けたら開いたので抱いてしまい連れ去ったのか。
なぜ、その後捨てたか。飼おうという意志はなく、その場で可愛いから盗んだけど、ご飯を欲しがるし、オシッコうんちもするし面倒だからと捨てたのか?ただ唯一言えることは虐待を受けていなかったことが幸いでした。
このような連れ去り事件の場合、虐待死で発見されることが多いからです。
皆さん、SAで愛犬を車の中で留守番させるときは十分に注意して下さいね。町中で、お店の前に繋いでお買い物なんてことは、もちろん止めましょうね。(2005/12/2)(LIVING WITH DOGS)