アメリカの猫さんの大旅行
アメリカの猫さんの大旅行
貨物コンテナに迷い込んだ猫がたどり着いたのはフランスでした。帰国時は飛行機、それもビジネスクラス。この猫さん、マイクロチップを装着していたんでしょうね。1匹の犬や猫が無事帰還という話がこんなにも人々の心を温めてくれる。一方、ハリケーンでたくさんのペット達が命を落としていることも忘れてはならないと思います。
(2005/12/7)(LIVING WITH DOGS)
フランスへ渡った迷子猫、ビジネスクラスで帰還
米ウィスコンシン州の倉庫で貨物コンテナに迷い込み、はるばるフランス北東部まで運ばれて一躍有名になった猫の「エミリー」が1日、米コンチネンタル航空機のビジネスクラスで無事帰還した。ミルウォーキー空港では飼い主のMさん一家のほか、多数の報道陣がエミリーを迎えた。
エミリーは付き添いの職員に抱かれて空港に降り立ち、Mさんの息子、N君(9)に手渡された。家族が報道陣のインタビューを受ける間、マイクに向かって鳴き声を上げたり前脚を伸ばしたりするちゃめっ気を見せた。エミリーの母親役、Lさん(32)は「以前より少し落ち着いて、賢くなったみたい」と、目を細めた。
エミリーは9月末に迷子になった。1カ月後、諦めかけていたMさん一家に届いたのは、「エミリーがフランスで見つかった」という意外な知らせ。コンテナに入ったまま、船で海を渡っていたのだ。
エミリーがフランスから出国するための検疫期間1カ月が終わると、コンチネンタル航空から「すばらしい奇跡のお手伝いをしたい」との申し出があったという。行きの船とはうって変わって、ぜいたくな帰りの旅となった。付き添いを務めた職員は「再会の場面に立ち会えてうれしい」と、感極まって涙をみせた。
同航空の報道担当者によると、エミリーは帰りの機内で出されたサーモン料理には口をつけず、代わりに「フランス製キャットフード」を選んだ。フランスの食事は口に合ったとみえ、N君によれば「前より大きく、重くなって」帰ってきたようだ。
(2005/12/6)(CNN記事より)