イヌのゲノム解読
イヌのゲノム解読
イヌ科動物は、人と最も古くから共に生きてきた動物ですが、イヌの遺伝情報をMITの研究チームが解読したそうです。進化の過程からも、ほ乳類は形の違う動物でも、ほんの一部の違いのみで、動物はみんな近い遺伝子であることが判ってきています。
特にイヌはヒトと共通するものが多いそうです。ヒトと共通の病気をしめすイヌの癌、心臓病、等々の遺伝的疾患の調査が可能だそうです。
イヌの遺伝情報が、ヒトもイヌも遺伝的な原因が解明できれば良いとは思いますが。
何か不安です。病気の遺伝子を持っているからと子供を産まないヒトとか、差別なんてことにならないかしら。
科学の発展はもちろん良いのですが、知らなくても良かったものまで知らされることの驚異。これをどうやってヒトは乗り越えたら良いんでしょうかね。(2005/12/8)(LIVING WITH DOGS)
イヌのゲノム解読=ヒトの医学にも貢献−米研究チーム
人類が10万年も前から家畜にしていたと考えられるイエイヌの全遺伝情報(ゲノム)を、米マサチューセッツ工科大学(MIT)などの研究チームが解読し、8日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
イエイヌは交配の結果、現在では約400の品種があり、がんや心臓病などの遺伝疾患が多い品種もある。これらの遺伝疾患は同じ哺乳(ほにゅう)類である人間と共通しているものもあり、血統書が残っていて調査しやすい場合もあるため、解読成果は獣医学だけでなく、ヒトの医学研究にも役立つと期待される。
(2005/12/8)(時事通信記事より)
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