モンキードッグ

モンキードッグ

2004年長野県の提案で、人間には危害を加えないように訓練した犬がほえて野生鳥獣を追い払う。作物の収穫期に放し飼いする構想を立てましたが、その成果が報告されました。大町市は3頭の犬を訓練して放したところ、この地区ではサルによる被害はほとんどなかったそうです。おそらく、野鳥や、猪にも効果があったのでしょうね。
この成果から新たに5頭増やすそうです。また熊を追う犬もいますが、熊の場合、ただ他の地域に追いやるだけとの疑問もあります。
山にサルや熊の餌となる木の実などを豊富にすることこそ、里山に降りてこなくても十分な餌にありつけるようになるんでしょうね。これも山を開発しすぎた人が犯した罪の結果ですね。
犬はもともと、農作物を守る本能がありますから、訓練はきっと犬たちにとっては楽しいでしょう。また農家の人と犬たちとの絆が、かつての共存していた時代のように密接になるのではと期待したいですね。
(2005/12/15)(LIVING WITH DOGS)


大町市がモンキードッグ“増員” サル被害対策で新たに5匹

大町市は、サルによる農作物の被害対策として本年度試験導入した訓練犬「モンキードッグ」を新たに5匹増やす。訓練委託費78万8千円を、開会中の市議会12月定例会の一般会計補正予算案に盛った。
モンキードッグは、里に出没したサルを山に追い返す犬。全国に先駆けた事業で、常磐泉地区で3匹を訓練して飼ったところ、同地区では今年、サルによる被害がほとんどなく、効果を上げているため増やすことにした。
訓練は来年1月以降、4カ月間。最初の3カ月間は市が費用を負担し、その後は飼い主が1カ月当たり5万円を払う。中型犬以上であれば犬種は問わない。
市内の農家を対象に飼い犬の訓練の希望者を募集中。申し込みは20日まで。問い合わせは市農林水産課=電0261(22)0420内線631=へ。
(2005/12/14)(中日新聞記事より)

参考
人や作物を守る犬

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