韓国の犬のテーマパーク

韓国の犬のテーマパーク

日本の犬や猫のテーマパークは、徐々に減ってきてはおりますが、その後処理で、テーマパークにいた犬や猫の、処分や里親探しの問題があちこちで起きています。

韓国は、2005年9月に犬のテーマパークがオープンしたようです。
日本のあちこちの犬猫テーマパークを見本にしたのでしょうかね。犬や猫を飼えない人向けに犬や猫と遊べる、そこにいる犬たちで繁殖して、仔犬を販売する。そうすれば儲かると思ったのでしょうか?

実際には、日本のテーマパークは、閉鎖しているパークがたくさんあります。
残っているところはというと、見世物の犬や猫の裏では繁殖犬として仔犬を作り出し、テーマパーク内で販売しています。その血統書はJKCのものではなく、なにやら怪しげな血統書だったりで、ただの親子関係しか判らないような代物です。また動物学校を併設して、トリマーやしつけインストラクター、動物取扱士、等の養成所を開校して、犬や猫の世話を学校の生徒に実地体験としてやらせて経費を易く押さえていたりしています。

ペットブームにのって、動物、特に犬や猫に関係する仕事をしたいという若者はたくさんいます。そんな若者から授業料を徴収。生体を扱うペットショップ向けに優良ペットショップのお墨付きをと、動物販売士の資格試験なぞを作って名前だけの資格証を独占的に発行したりとしています。

韓国のテーマパークも、ここまで真似をしたら、経営破綻はしないで済んだかもですが、オープン間もなく倒産、資金難で暖房が切られ15頭もの犬たちが凍死したそうです。
お隣の国ですが、破綻して良かったと思います。後は、残された犬たちが生きながらえることが出来れば良いのですが。

犬のテーマパークなんて必要がないし、こんなものは動物虐待でしかないことを韓国の動物愛護者も気がついてくれたでしょうかね。
(2006/1/15)(LIVING WITH DOGS)


韓国のテーマパーク15匹凍死 資金難で暖房なし

韓国の京畿道富川市で、昨年倒産した同国初の犬のテーマパークが資金難で暖房を使用できずに、高級犬15匹が相次いで凍死した。韓国メディアは「戌(いぬ)年のはじめの犬死に」などと報じている。
時価1000万ウオン(約120万円)以上もするダルメシアン3匹や200万ウオンのコモンドールなどが昨年11月から次々凍死。氷点下10度以下にもなる寒さに耐えられなかったとみられる。
この施設は昨年9月、世界の珍しい犬約100種類を集めてオープンしたが、まもなく閉鎖。開園当初は139匹いた犬も皮膚病などで40〜50匹が病死、ペットショップに引き取られる犬もおり、現在残っているのは22匹。
資金繰りのめどが立たない施設側は「どうしたらいいのか」と困り果てている。
(2006/1/7)(毎日新聞記事より)

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