日本とアメリカの獣医療
日本とアメリカの獣医療
日本の獣医さんの進歩はものすごい勢いで伸びていると思います。
西洋医学、化学療法、高度医療、東洋医学、ホリスティックと選択肢は多くなりました。愛犬の病状を見ながら、特に東京では獣医さんも普段の家庭医から専門医、大学病院と選択できます。
わが家に猫さんを迎えた頃、簡単な駆虫薬も常備していない、びっくりするような獣医もいましたが、そんな頃と比較したら良い時代になりましたね。
アメリカの獣医療は、小動物を専門とした獣医師がたくさんいます。日本はというと産業動物のための獣医大学なんですね。小動物は、卒業してから研修医として付属の大学病院や、勤め先の動物病院で学ぶというのが現状です。産業動物の勉強はもちろんしていただきたいけど、身近な犬や猫達の病気や治療法を大学でもっともっと勉強出来るようになれば、日本の動物医療はもっと進歩するのになんて素人は思ったりします。
そう言えば、日本獣医畜産大学が日本獣医生命科学大学と名前を変えたそうです。素晴らしい獣医師がたくさん育ってくれると良いですね。
ところで、アメリカで無免許の獣医が診療しているという話題がありました。おとり捜査に猫が活躍?
(2006/2/9)(LIVING WITH DOGS)
NYブルックリンの元ノラ猫、無免許獣医の摘発に活躍
ニューヨーク──ニューヨーク・ブルックリンで保護された元ノラ猫のフレッド(約8カ月)が、無免許の獣医摘発のおとり捜査に協力、容疑者の検挙につながる活躍を見せた。捜査当局が8日に開いた記者会見で、フレッドを紹介した。フレッドを保護したC・M検察官は、フレッドを「とてもおおらかで、本当のブルックリン育ち」と評している。 おとり捜査で今月初めに逮捕されたのは、大学生のスティーブン・バスオール容疑者(28)。無免許で獣医行為を行っていた期間などは、明らかになっていない。同容疑者は保釈金2500ドル(約30万円)を支払い、保釈されている。 捜査の発端は、ボストン・テリアのバートを飼うR・Lさんからの通報だった。Lさんがバートの治療を依頼した獣医の処置があまりにもひどかったため、不審に思って当局に連絡。当局はMさんが保護したフレッドを「患畜」としてバスオール容疑者を呼び出し、隠しカメラを設置したアパートの一室で診療を依頼した。 同容疑者はフレッドの去勢手術費用に135ドル(約1万6000円)を請求。フレッドを手にアパートを出たところを待機していた捜査官が逮捕、治療費の一覧表などを押収した。調べによると、同容疑者はかつて、獣医の元で助手として働いていたという。 初めに通報したLさんは、容疑者とは電話でしかやり取りしておらず、手術も知らない場所で行われていたことを挙げ、後になってみれば怪しかったと述べている。 容疑者については、「とても誠実な青年に見えた。逮捕されてほっとすると同時に、かわいそうに思う」と語った。(2006/2/9)(CNN記事より)