お宿のワンニャンルームって?
お宿のワンニャンルームって?
犬連れ旅行は、どこにでも一緒に行きたいとの考えから成り立っています。
そのために愛犬と同伴できる宿がたくさん増えてきました。しかし、一部のお宿では、いわゆる犬用の犬小屋を別棟に設けて犬連れ客を集客しようとしています。
経営者いわく「これまではペットを車などに入れておくなど不便をかけていた。」とありますが、犬は初めての場所で、他の犬の匂いがするケージで飼い主から離されてひとりぼっちで置かれるのはとても不安です。だったら、車の中の方が安心して飼い主を待っていられるのです。おそらく外飼いの犬くらいしか利用できないでしょう。それでも犬は不安で一睡も出来ないと思います。そんな場所に閉じこめるのであれば、犬を旅行に連れていかない方がマシでしょう。
どうもおかしなビジネスが出回っているようです。お宿は、このような犬小屋を用意したら犬連れ客を集客できると営業トークで買わされているんでしょうね。
お宿が、犬連れ客集客のために、こんなものを用意しても、ほんとうに犬を家族として考えているまともな飼い主さんだったら利用しないでしょう。
月に5件の利用者しかないということがそれを言い当てています。家族として考えていない飼い主が利用しているとしか考えられませんね。無駄な設備費に金をかけるより、一部屋でも同伴可とした方が犬連れ客にとっては嬉しいのです。
当然の事ですが、STAY WITH DOGは、このようなお宿は登録いたしません。
それよりは、全く犬連れを受けない方がはっきりして良いと思いますが、中途半端な受け入れはトラブルの元です。(2006/2/10)(LIVING WITH DOGS)
ワン・ニャンルーム:好評、散歩や餌も自由に−−鳥羽・老舗旅館「T家」
◇ペットも宿泊できるよ〜
ペットも宿泊できます――。鳥羽市鳥羽1の老舗旅館「T家」にペット専用の宿泊施設「ワン・ニャンルーム」ができ、ペット連れの宿泊客に好評だ。
ペットを家族同様に可愛がる旅行者向けに昨夏からサービスを開始。南館1階の駐車場兼用スペースに設けたペット舎は、冷暖房完備で広さ約6平方メートル。ペット用のケージ4箱を備え、盗難を防止するため鍵が掛けられるようになっている。係員に言えば、飼い主が自由に散歩させたり、餌を与えることもできる。宿泊料は1泊1500円。平均1カ月に5匹前後の利用があるという。
副社長は「これまではペットを車などに入れておくなど不便をかけていた。利用の多少にかかわらず、設備を整えるのが旅館の使命と思い設置した。さらに利用者が多くなれば増設も考えたい」と話している。
(2006/2/10)(毎日新聞記事より)