危険な歯石予防おやつ
危険な歯石予防おやつ
犬の歯石取り、また歯石予防に、骨をかじらせて、おやつでと紹介されている商品があると思います。
かつてわが家の犬は牛?馬?のヒヅメが大好きで、良くかじらせていました。小さくなったら取り上げてしまいます。なぜならば、小さくなったヒヅメを呑み込んだことがありました。後で吐いてくれたので大事に至らずに済んだのですが。
ちなみにわが家は、歯科専門医に連れて行ってから、歯石予防は歯磨きをすることで解消しています。なかなか毎日歯磨きをさせるのは大変ですが、愛犬とのスキンシップ、絆づくりにもなりますよね。ちょっと危険な話がありましたのでご紹介しましょう。
(2006/2/15)(LIVING WITH DOGS)
危険な犬のおやつ
Greeniesという犬のスナックで喉や腸をつまらせて死亡するケースが2003年から少なくても40件報告されており、そのうち13件は死亡している。このスナックはアメリカで2位のMilkBoneを大きく(約三倍)引き離して売り上げ第1位。セールスポイントは“犬の歯石を取り除き、息をフレッシュにする”ことです。主材料は小麦のグルテンですが、よく噛まずに飲み込んだ場合、喉につかえたり、腸の中で消化せずに詰まってしまうことが死因となっているようです。ニューヨークのある飼い主はこのGreeniesが飼い犬の腸内で消化せずに固まってしまったために死に至ったとして500万ドルの訴訟を起こしています。またデンバーのある獣医は過去5年間にGreeniesによるケースを7件見てきたといい、これはかなり高い確率なので獣医新聞などを通して全国の獣医に報告したいといっています。
販売会社の言い分は、ちゃんと噛んで飲み込めばきちんと消化し問題はないはず。どんなものでも噛まずに飲み込めば危険が伴うのは当然。このスナックのおかげで歯石がとれれば、全身麻酔をかけて飼い犬の歯石をとったり歯の治療をすることより、ずっと安全度が高い。とのことです。(2006/2/14)(USCNN記事より)