犬用サプリメントは本当に効くのか?
犬用サプリメントは本当に効くのか?
薬ではなく、サプリメントや健康食品を「癌に効く」「免疫力を高める」「関節痛に効く」として、皆さんも愛犬にあげているのではないでしょうか?
先日ある商品のアガリクスに発ガン性があると発表されました。信じていた抗ガン力が反対に発ガン性とは驚きでした。
サプリメントも流行があるようです。一時、プロポリスが癌に効くと肝臓癌末期の父に毎日たくさん飲ませ、アガリクスも同時に接種してもらったことを忘れません。
わが家の愛犬は現在悪性腫瘍と闘っていますが、DNA核酸、オメガ、コンドロイチン、メシマコブ、トランスファー・ファクター、とサプリメントお宅です。本当に効いているのかは全く判りません。でもあげないよりはあげた方が良いのでは?なんて思ってあげているんですけど。
わが家のように、どうにか頑張って欲しいと藁をもつかむ思いで、サプリや健康食品を試す人が多いのではと思います。
厚生労働省が健康食品を検証するようです。あまりにも高額だったり変なサプリメントを買わされる危険性もありますから、しっかり検証して貰いたいですね。
(2006/2/18)(LIVING WITH DOGS)
がんに効く?健康食品を検証 厚労省研究班が春から
がん患者の半数近くが利用しているとされる健康食品にがんを抑える力が本当にあるかどうかを調べる臨床試験に、厚生労働省の研究班が春から取り組む。健康食品やサプリメントの「抗がん力」を人間で検証する試みは、これまでほとんどなかった。
四国がんセンターなど国内の5〜6施設が参加して3月から、ごく早期ですぐに治療を始める必要がない前立腺がんの患者に協力を求めて実施する。がん患者がよく利用するキノコ類の健康食品をとってもらい、その前後で、がんの進行度の指標となる前立腺特異抗原(PSA)の値がどう変わるか、肝機能異常といった副作用が起きないかを調べる。PSA値が大きく上がれば、通常の治療を始めるという。
複数の施設が加わるこうした研究は初めてで、現在、施設ごとに倫理委員会に申請している。将来は食べた群と食べない群とに分けて調べる計画で、今回は前段階の研究となる。
別の研究班の調査で、がん患者の約45%が何らかの代替療法を試み、うち96%で健康食品やサプリメントを使っていることが分かっている。
健康食品をめぐっては、一部で肝障害といった被害との関連が指摘されている。厚生労働省は13日、キノコの一種アガリクスを使った「K細胞壁破砕アガリクス顆粒(かりゅう)」という商品について、動物実験で発がんを促す作用が認められたと発表した。
Sさんは「健康食品が効くという科学的根拠はまだないが、効かないという根拠もないのが実情だ。今後は別のがんでも検証できるようにしていきたい」という。
日本がん患者団体協議会のY理事長は「多くのがん患者はわらにもすがる思いで健康食品を利用している。試験で効かないと分かれば、無駄なお金と時間を使わずにすむ。多少でも意味があると分かれば、使うかどうかを医師に相談しやすくなるかも知れない」と話している。
(2006/2/18)(asahi.com記事より)