犬の糞を燃料に?

犬の糞を燃料に?

毎日のお散歩で必ず目にする放置糞、拾っても拾ってもなくならない。拾う人はいつも同じ人、拾わない人はいつも拾いません。わが家は東京のど真ん中ですが、日に日に小型犬の小さな糞が増えています。大型犬の大きな糞は見なくなりました。大型犬の飼育数が減少しているのでしょうかね。
ペットは家族だと言われて久しいですが、愛犬の落とし物を拾わない人は家族として犬を育てているんでしょうかね。
海外でも放置糞の問題は大なり小なりあります。放置糞が多ければ多いほど、「犬と暮らせるほど豊かな都市」とも言えるのかも知れませんね。
森や林が周りにある郊外であれば、道の脇に放置しても自然に土に帰っていきます。だけど都会では無理な話です。また、山では、犬の放置糞で山の生態系が崩れてしまうと言うような危惧もあります。
日本中の犬が毎日排泄する糞、家族の糞ですから毎日しっかり拾って、ゴミにするかトイレに流しましょう。
アメリカで放置糞を燃料にという計画があるようです。世の中に無駄なものはないと思えば、糞も再利用が可能なのかも知れませんね。この再利用是非実現すると良いですね。(2006/2/23)(LIVING WITH DOGS)


犬のフンを燃料に 米サンフランシスコで実験へ

サンフランシスコ(ロイター) ゴミのリサイクルに熱心な米カリフォルニア州サンフランシスコで、「犬のフン」を燃料に転用する計画が持ち上がっている。同市でゴミを回収する業者が市内の公園などにフン回収箱を設置、フンの再利用を目指す。
サンフランシスコ市内でゴミを回収するノーカル・ウエスト・システムズによると、市内の住宅地で回収するゴミのうち、約4%が動物の糞尿(ふんにょう)で、現在は埋め立てられているという。同市内で飼われている犬は、推定約12万匹。
同社の広報担当者は、「サンフランシスコ市がゴミの埋め立て量を減らすため、犬のフンのリサイクル試験を始めてもらえないかと打診があった」と語っている。
回収した犬のフンは、微生物などを使ったメタン生成器を利用して分解し、できたメタンを発電や発熱に利用する。
メーン州の環境科学者ウィル・ブリントン氏は、米国の犬や猫の排泄(はいせつ)物は、年間1000万トンに達すると話す。同氏によれば、欧州のスイス・チューリヒや、ドイツのフランクフルト、ミュンヘン、オーストリア・ウィーンで、生物資源を発電や発熱に利用する「バイオマス」が実施されているという。
サンフランシスコではゴミの分別を強化し、埋め立て量の3分の2を再利用している。同市は、2010年までにゴミの75%をリサイクルに回し、2020年には埋め立てゴミのゼロを、目標としている。(2006/2/22)(CNN記事より)

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