災害時に愛犬を守れるか?

災害時に愛犬を守れるか?

阪神淡路大震災で被災ペット達の避難場所、飼い主と生き別れが問題となりました。そして新潟地震でも犬と一緒に避難することへの遠慮や、手放さなければならない状況もありました。しかし飼い主さん達は、もしもの時を準備していたら最悪な状況にならずに済むと言うことも判ってきています。

肝心なことは、まずは
1.地方自治体に登録すること
2.狂犬病予防接種を確実にすること、
3.ワクチン接種を確実にすること
4.普段のしつけ、無駄吠え、クレートトレーニングは必須
5.名札の装着(出来ればマイクロチップ)

緊急用に用意しておく
1.3日分のお水、フードの準備、フードボール
2.犬用の靴(瓦礫の上を歩かせる場合)
3.応急処置用の薬、ケア用品、シーツ(様々な用途がある)
4.ウンチ袋

もしも避難所に一緒に避難できないとき
1.テント一式
2.寝袋
3.クレート

災害時に愛犬と避難する時の必需品

各自治体でもペットの防災を考慮しなければならない状況に来ていると思います。そのためにも、地域の消防署、保険所を巻き込んで、有志によって、各地域でペットの防災セミナーを開催して欲しいと思います。
三重県でペットの防災セミナーが実施されました。愛犬と一緒に生き残るために最善の努力をしましょう。(2006/3/14)(LIVING WITH DOGS)


ペットの防災セミナー:災害時、守れますか?−−津で開催 /三重

大地震など災害時に家族同然のペットをどのように守るべきかを考える「ペットの防災セミナー」が12日、津市一身田上津部田の県総合文化センターで開かれた。動物愛護団体「日本愛玩動物協会」(本部・東京都)のIさん(46)が講演し、動物たちが悲惨な目に遭わないように日ごろからどう備えるべきかを説明した。参加者は熱心に耳を傾けながら、ペットとのかかわり方について意識を新たにしていた。
◇識別の名札を/同行して訓練/日ごろしつけ
災害時に飼い主とはぐれたり、飼い主が被災して飼えなくなるケースも珍しくない。このため、動物の犠牲を少しでも減らそうと、「日本愛玩動物協会」と「県愛玩動物飼養管理士会」(M事務局長)が共催した。
Iさんは「新潟中越大震災に学ぶ動物救護」と題して講演。
▽避難所でペットの鳴き声などがうるさいため、他人に迷惑を掛けた
▽家に置き去りにされたペットがストレスで体調を崩した
などの事例を紹介しながら、対策として
▽個体が識別できるように名札やマイクロチップを付ける
▽動物を同行し避難訓練をする
▽きちんとしつけをする
など日ごろから準備すべきことをアドバイスした。
一方、人間とペットのきずなが強まるにつれ、防災計画の対象にペットを加える自治体も出てきているが、三重県内では、まだ具体的な動きはない。三宅事務局長は「このセミナーを機に、県や獣医師会と共同でできることを考えていきたい」と、今後の活動に意欲を示した。
津市乙部から参加した住職、S(41)は「自分も犬を飼っているが、被災した時にペットをどうすべきか改めて考えさせられた」と話していた。(2006/3/13)(毎日新聞記事より)

名古屋市:災害時のペット対策、来年度に−−検討開始 /愛知

名古屋市は飼い主が守るルールづくりなど、災害時のペット対策の検討を来年度から始める。
災害時のペット対策は、飼い主の精神衛生状態に直結することもあり、国が被災動物の保護収容や避難所等における適正な飼養を、地域防災計画に盛り込む重点事項として掲げている。だが、犬が10万頭という同市は、地域防災計画に対策を盛り込んでいない。
担当の消防、健康福祉両局は、3日の市議会本会議の答弁で、避難所運営はそれぞれ被災者に任せてあり、地域ごとに対応が異なる現状を説明。「ペットは家族同様で心の支えになるとの認識はある」とし、今後、避難所でのペットの扱いや、飼い主の事前準備の広報など、ルールづくりを検討していくことを明らかにした。
(2006/3/13)(毎日新聞記事より)

 

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